2012年5月27日日曜日

白。


前回、「フェティシズム。」というタイトルでここに書いたのだが、「枕」が長くなり過ぎて本題に行く前に終わる。という素敵なことになった。
なんで枕が長くなったかというと、本題自体が単なるおいらの性癖の暴露でしかないので、そのえぐみを和らげるため枕を書いてたらそっちが長くなっちまったってこと。

つまりその本題のみを書くと、それは単においらの性癖の暴露がつらつらと書かれるだけになるということだ。

という訳で、今回は性癖がつらつらと書かれているだけの完全エロネタだな。



AKB48の新曲「真夏のSounds good !」のPVが、おいらのエロ・ツボにはまってんだよ。
http://www.youtube.com/watch?v=zzwd--rzQ0g&feature=related

AKBねぇ。おいらも彼女らには注目しているよ。
基本的においらは「現象」というのを見て、なにがどうなってこういうエナジーを産み出しているんだろう、とか。この人等のファンというのは何に魅 力を感じているんだろうよ、とか。ここまでのポジションになってしまった人達のその後の人生を想像する、とか(映画のエンド・ロールの後を想像する、みた いなもんだ)。そういうものの見方なんだけどね。

だから連中に「オンナ」は感じていないのよ。
んで、それも冷静に考えると面白くてさ。どんなに「一個人」として魅力的だったとしても、おいら多分「AKB48」って空気に触れた人間だと思うとその娘に魅力は感じないだろうな。
「肩書き」で人を判断するタイプなのかね? それとも空気感? どう考えても元「おニャン子クラブ」の人は苦手だろうしなぁ。
そうやってくと、おいらストライク・ゾーン、激狭なんだな。
「この人の肉は不味そうだ。」
とかでダメな女の人とかもいるしな。人の肉喰わねーし。



んで。AKBさんのPV(今回の新曲以外のもの)観てるとさ。結構、エロなんだよな。肌の露出は多いし、下着とかレズビアン的なものも多いし。着替えシーンもあったりね。
青少年がこんなの観ていいの?とか思ったり。「今のキミはピカピカに光って」くらい刺激が強くないかい?

なんだが、そんな一般的エロ要素満載でもおいらそれらの今回新曲以外のものには性的に刺激されないのですよ。連中オンナとしては見てないし。
ところがだ。今回の映像には、そんなネガティヴ要素を払拭するツボ要素があってだな。

 白。

なんだよ。
おいら白い服に興奮するの。AKBが水着でうじゃうじゃいる映像なんて、以前からあるんだが、それらはどうでもいい。「全員白い水着」という部分に反応してんだな。

(今回の映像は違うが)白で、しかも素材が綿。70歩譲って麻。フリルとかレースはダメ。形はシンプル。柄はダメね。タイトなのが基本だけど、白 のばさっとした感じのワンピースはあり。色が濁るなら、生成り系ね。青系はダメ。だからナース服は諸々不適合でダメ。模様やポイントが極力少ない体操着。 これはあり。

これがツボなんだよな。フェティシズムだな。白衣類フェチなんだ。

こんなおっさんの性癖なんて暴露して楽しいかね。または読んで楽しいかね。
楽しか無いよね。



しかしこんな半裸の女の子達が大勢部屋にいたら「女臭い」んじゃないか?

以前、女性のアダルト・ライターが、AV女優100人!とかいう企画モノの取材に行ったらしいんだよ。そしたら楽屋で気分が悪くなったんだって。

「世の中によく言う『男臭い』ってもの。あれと同じで『女臭い』ってものもあって、
女が100人も部屋の中にいると強烈な臭気でやられてしまった。」
というようなことを言っていてね。

おいら、「男の臭い」が大嫌いなんだよ。それでは「女の臭い」はどうなんだろう?とか白い水着の数十人の女の子達を見ながら考えてしまった。
エロは、視覚聴覚臭覚触覚味覚。五感で感じるものだ。


はい、完全エロネタにて終わる。
 

2012年5月26日土曜日

フェティシズム。


新しい会社に入って1年半も経ってないのな。

昨年入社2ヶ月くらいで社内研修の講師を拝命して、何回か社員に演習をさせてボロクソに批評するという鬼畜なことをやって嫌われている。
全部おいらが課題作って若いのにやらせてんの。

この会社、社内プロジェクトなんて「みんな尻つぼみ」で無くなるらしいんだが、おいらの研修はそこそこ評判が良いようで、尚かつ続いている。
ボロクソに言われた連中は結構根に思ってんだろうけどね。

演習させといて「正解」は用意してないんで、そこがなんとかならんか、とか言われたので前回「正解」ではなくてややさんがどういう思考経路を辿ってモノを作るのか、という流れをペラッと紙一枚に描いてあげたら、それがまたいいらしいんだな。

考える、ということを意識的に練習しないと、ボケッと過ごしちゃいますよって話。
思考を絵に描けってこと。反芻して正しく世界を導きだすってこと。

「いやぁいろいろ講演聴いたり本読んでもこういう実戦向きのことって書いて無いじゃないですか。」

なんだ、おいらビジネス本書いたら売れるか? 書かないけど。
しかし安い給料で働いてんな。



女の子に病的にモテない。こういってはなんだが、別に仕事はしてるし、賭け事はやらんし、女癖は悪くないし、見た目も世間一般レベルではないかと思うんだけどね。
きっとこれは「モテない病」という病に冒されてるんだよ。それ以外に考えられん。


前の会社を辞める一月半くらい前に、部下の女の子に辞めると伝えた。管理職レベル未満では、最初に彼女に伝えたんだな。泣かれたよ。
その娘はおいらが入社面接やって、「是非彼女を部下につけてくれ」と言って入れた娘でさ。

誤解の無いように言うが、おいらは仕事にオトコオンナ持ち込まんようにしているのだね。マッタク彼女を「オンナ」としては見ていなかった。
ルックスの好みも性格も将来のヴィジョンみたいなものも一致するところは無い人でね。

ところがだよ。

辞めることになった途端、その部下の女の子と突然「ヤリたく」なったのよ。強烈に。かなり激しい衝動で。好みじゃ無いんだけどさ。セックスしたくて溜らん気分になったんですよ。
当然ヤッてはないよ。

この強烈な衝動というもの。世間一般ではこれ「恋」とか言うんだろうな。
と思いながら、当時この彼女に対する気持ちを考えた。

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彼女は、実はおいらが仕事を辞める前提で採用して部下に付け、それまでにおいらの持つ仕事のノウハウをすべて伝授しようという強い意志で接して来たのだな。結果あまり成果は上げられなかったが。
結局全部伝える前に仕事での関係が無くなることになって、そのエナジーの行き場が無くなったのだよ。そこで

 ・彼女への仕事ノウハウの注入 ⇒ 彼女への精液の注入

という転化がされたのだ。

尚かつ、会社(世間)から離れることになったが、それでも何かしらの繋がりを保とうという気持ちがこういう「人との繋がり」を求めているのだろう。

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と自分の衝動を言葉に置き換えて説明することで、なんとか治まったよ。

ちゃんと考えて自分が何を思っているのかということを解明すれば、恋愛に溺れるなんてことは無いんだよ。
みんなもっと考えりゃいいんだ。阿呆らしい。

(自分でボケても突っ込まないからね。)



いや本当は今日、AKB48の新曲「真夏のSounds good !」のプロモにやたらと性的に刺激されるってことを書きたかったんだけどさ。枕が長くなり過ぎたね。

フェティシズムについて書こうと思ったんだが、これ以上は読まないでしょ。じゃあ次回。
 

2012年5月19日土曜日

酒とロック。 の酒面。


今年の花見で、持ってく酒が思いつかなかったのでその場でテキーラ・サンライズを作った話を以前ここに書いた。

テキーラ・サンライズってのは、グラスに氷とテキーラを注ぎ、オレンジ・ジュースでアップしてグレナデンっていう(本当はザクロ果汁で作った)赤いシロップを底に沈めたやつ。赤が燃え立って朝焼けみたいな感じになるんだよ。

ローリング・ストーンズの1972年のワールド・ツアーでメキシコに行った奴らが現地のバーで気に入って、そのまま転戦しながら世界中のバーで作らせたらしい。
数年後イーグルスがそのまんまテキーラ・サンライズって曲書いてるしね。
中々ロックと因縁深いカクテルなのだ。


昨晩久々に花見で居合わせた女の子と隣り合って座ってさ。僕の作ったテキーラ・サンライズが
「おいしかった。それに奇麗だった。」
と言ってくれてね。
うーん恥ずかしいな、この程度のもんで。こんなんじゃ逆に罪悪感だよ。

話は更に続く。

以前その子を日本で有数のバーテンダーの方がやってるお店に連れていったことがあってさ。(僕は数回しかその店に行ってないのに)そのままその子、そこに入り浸ってるようなのさ。
んで先日、僕のテキーラ・サンライズが美味かったってんでそのスンゴイバーテンダーさんにテキーラ・サンライズを頼んだんだって。
そしたら
「あんまり美味しく無かったし、奇麗じゃ無かった。」
んだってさ。

ほう。これにはすぐにピンと来たさ。

僕は花見で凝ったことは出来ないから、市販の濃縮還元のオレンジ・ジュースと、市販の着色料バンバン入ったグレナデン持っていって作ってたんだけどさ。

お店じゃその場でオレンジを果汁のみ丁寧に搾って、更にもしかしたらグレナデンもザクロ搾ってシロップ自家製でやってるかも知れない。

するとだね。

オレンジ・ジュースは淡いオレンジ色にしかならず。濁りムラも出る。
味は薄く、舌触りもあっさりしている。
天然のグレナデンなら赤は発色悪く、濁った色にしかならない。
香りだけはいいんだけどね。

濃縮還元の濃い色のオレンジと着色料の真っ赤とのグラデーションは奇麗だし、濃縮還元の濃い甘さはガッツリ舌に残る。

多分これが彼女の印象の由来。

試しにオレンジ買って来て、そのままスクイーザーで丁寧に果汁だけ搾り出してグラスに注いで色合いとか味とか試してみるといいよ。如何に自分の感覚が濃縮還元に慣れたもんだか分かるから。

うーん。

一概に搾りたての果汁が良い印象を残すとは限らんのだな。
これは悩ましい。熟考が必要だ。
 


酒とロック。 のロック面。


仕事で東京の西端に行かねばならなく、しかも営業さんが別件外出で現地合流となったので一人で延々電車に乗る羽目になる。iPod のイヤホンを耳に突っ込んで眠ることにした。
昨日、アビーロードを逆に渡る写真が競売にかけられた、という記事が出たので久々にアビーロードをかける。今日はB面をかけよう。

アビーロードってのは実質的なビートルズのラスト・アルバムで、人間関係が険悪な状態だった中、ポールがプロデューサーのジョージ・マーティンに
「もう一枚、プロデュースしてみるかい?」
「みんな昔みたいに一緒にやるなら、やってもいいよ。」
という経緯で作られたアルバム。
誰も明言はしなかったが、内心皆
「これが最後だな。」
と思っていたらしい。

因にタイトルは、スタッフの吸っていたタバコ銘「エベレスト」になる予定だったのだが、
「じゃあエベレストに行ってジャケット写真撮ろう」
と言ったところ、メンバーの一人がごねて(ジョージじゃないかなぁ?)
「エベレストなんか行きたくない。それならアビーロードってタイトルにしてアビーロードでジャケット写真撮りゃいいんだよ。」
ってな感じで決まったらしいのだ。

ビートルズって、ポール以外のメンバーは楽器が下手だ。しかしだな。それを前提にアビーロード聴くんだけどさ、全部の楽器が
「ここではこのフレイズ以外は考えられない」
ような気がして来るんだよね。

多分楽器ちょっと弾ければ簡単にフレイズはコピー出来るんだろうね。
でもそんなシンプルなフレイズが重なり合うと、これがアビーロード以外のナニモノでも無くなるんだな。
僕はユネヴァギミヨーマニーのエンディングのギター2本とベースの絡みが大好き。
このリード・ギター、誰が弾いてるんだろう?

結局、こういった化学反応みたいなのが「バンド」ってもんだろうね。
スーパー・プレイヤー集めて超人的なテクの演奏ってのもいいけどさ。
「バンド」って、いいじゃない。


ああ、ロックのパートはアビーロードで終わっちゃった。もう一枚、ブロウ・バイ・ブロウについても書こうと思ってたんだけどなー。
さて、アビーロードとブロウ・バイ・ブロウの共通点は?
誰でも分かるか。
 

2012年5月2日水曜日

子供より親が大事。

ゴールデンウィークですねぇ。いえ別になにも無いですがね。

5月1日、火曜日。これ、なにも無いから出勤日。こういうタイミングって電車が空いてるのかな、と思ったが「ガラガラに空いてる」では無くって、ちょっと空いてるだけだった。
僕は「ちょっとだけ空いてる」席に座るのが苦手で、ガラガラに空いてないとあんまり電車で座らない。飲み屋も一緒。ガラガラの飲み屋でボケッとするのが好き。

だからいつものように扉脇で木偶の坊よろしく立っていた。
近くの席では小学生の兄と弟。休みなんだろな。なんだかやたらとはしゃいでいた。他には制服姿の小学生もいたから、学校ごとに休みか否か、違うんだね。
んでその兄弟2人、3人がけの席を占拠していたのだね。

東京の電車の席って、横にずーっと座れる訳じゃ無くって、2人分とか3人分とかの間に鉄柱が入って、例えば2、3、2とかいう感じで間が区切れてんのよ。
これは7人がけのところに「ゆったり5人」とかでかけさせないような配慮なんだろう。一目で「ここは2人分」「ここは3人分」って感じにして、7人座らせんのさ。

んで小学生兄弟2人、これからどこへ行くのか、3人がけに2人でどっかり座っていたよ。はしゃぎながら。

んまぁ、休日ではしゃぐというのは、気持ち分かる。そりゃ楽しいよ。でもな、キミ達は我々労働者の汗の恩恵に授かって納税しなくても楽しく暮らせる訳だ。今日も働く労働者が、1人でも多く座れるように配慮すべきではなかろうか。
キミ達が2人分に座って楽しくしている分には問題無いのだよ。せめてもう1人、労働者を座らせなさいよ。

と心の中でブツクサ言っていたさ。

兄弟、なにか車内の行き先表でも見に2人で席を立つ。席が空く。するとだな。その向かいで読書しながら立っていた60くらいのネルシャツの休日風紳士がすっとその3人がけの一つに座ったんだ。
やったね。これで3人がけに3人かけられるよ。
これ、おとなしそうな顔しておっさん結構策士だな。寡黙な風でいながら、結構意図的に静かに怒りを表現しているのだろう。
「3人がけには3人腰掛けるものだ。」
そういう強い意思のようなものが感じられました。

兄弟2人、行き先表を眺めて気付かず。
するとさ、電車、次の駅に停車しちゃってさ。んで乗客があるのさ。若いサラリーマンが入って来て、つかつかと残り2つ空いてる1つに腰掛けちゃったのよ、いやナイスプレイ。

3人がけの席は、兄弟が空けている間に2席を座られちゃいましたとさ。

兄弟、それに気付いたものの時既に遅く、都心に行くに従って混んで来た電車でぐにゃぐにゃとバツ悪そうに座れなくなっちゃったと呟いてたわ。

子供より親が大事、と思いたい。by 太宰治。 労働者が大事。