2013年11月11日月曜日

おやすみ、ハニー。

夢の中で20年前に関係のあった女が売春をしていて、何故かそれを知った自分が女を買う、という訳の分からん情景を脳裏に映した目覚めだった。前日に目覚ましの時間をずらしたのを忘れてそのままセットして、いつもより一時間遅く目覚める。
地味な女だったので、なんでそんなことになったのかよく分からない。それでも、なんとなく、義務で女を買って、義務でセックスをしようとして、あまり巧くいかない、という流れだった。昔巧く愛してあげられなかったことへの贖罪なのだろうか。
40を過ぎて、なんだか上から人を憐れんでいるのだろうか。と思った。多分、自分も誰かに憐れまれているのだろう。と思った。

憐れまれる。人に可哀想と思われるのは嫌なんだろうけれど、それでも「可哀想」と思われないと断言出来るほど立派に暮らしている訳でもない。
人に「可哀想」と思われないような暮らしをしたいものだ。それでもね。自分を客観視するのは難しいものよね。

自分の居るべき場所を見つけられた人は、あまり「可哀想」では無い気がする。
先日、ルゥ・リードが亡くなって、自分にとってのルゥはソロ・アーチストではなくヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーであって、ヴェルヴェッツばかり追悼でかけていた。
そしたらね。以前は然程好きじゃ無かった、スウィート・ジェーンがいいんだよね。
ルゥはボブ・ディランになりたかったのか。
歌詞を読むと、ああ、そんな歌なのかと思って、なんとなく自分の居るべき場所を見つけられた人は、あまり「可哀想」では無い気がする。

結局、自分の居るべき場所を探しては迷い込む。抜けられない迷路みたいなものよね。
おやすみ、ハニー。