人生うまくいかない。
とつぶやいてみて、ではキミ、「うまくいった」ことがあったかい?と問うて、力強く頷けるかと言えばそうも言えまい。
常にぼちぼち。常夏常春、常ぼちぼちで日は暮れる。
ちょっと新しいことを始める土台を作っているのですが、なかなか上手くいかないのですよ。運と決断力が要されていて、尚かつ自由に動けないのである。
まぁ、機が熟すのを待つしか無い。ボクは結構運命論者なので、多分、機が熟してないのだ、と考える。機が熟していないのは、キミが未熟だからなのよ。だから、日々精進なさい。
という訳で、現実逃避でフェイスブックかなんかの出会い系のやつに登録してみた。
でもボク、こういうの上では絶対モテないのよね。とつぶやいてみて、ではキミ、その他ではモテるの?と問うて、だからモテないからこの手の登録してんじゃねーかよ!
人生うまくいかない。
しかし仕事もあるし博打はやらんし煙草もやらず、五体満足小金持、隣にいるだけで恥ずかしくなるような容姿では多分無い(よね?)にも関わらず女性がまったく寄って来ないのは何故だ?
性格が悪いのよ。
さて。以前から申し上げているように、大の「男」嫌いなのですが、そういうとこに登録されている女性の写真を何枚も見続けていたらだね。
「女」も気持ち悪い。
と思うようになった。女も気持ち悪いよね。男は嫌いだよね。
あー、そうそう俺は人間嫌いなんだよ!!
という素敵な結論を導き出して、今日もぼちぼち暮らします。
かしこ。
2014年3月30日日曜日
さくら。
花見、という言葉を耳にする季節になった。
以前の勤め先に通っていた頃は生活動線上に桜があったので毎年桜の季節が分かったのだが、今の勤め先、ちょっと外れれば名所もあるというのに、そう、動線上には桜が無い。
「咲いてますよ。」
という言葉をあてに、ふらっと買い物ついでに桜を観ると、ああ、咲いているのね。
日本人は桜が好きね。
聞いた話によると、今世間で咲き乱れるは染井吉野という品種で、江戸時代に作られたものだとか。特徴は、花と葉の時期が異なる。つまり、花の時期は花だけが咲き誇る、という訳だ。古代の日本人は、桜と葉の入り交じった花を観ていたそうだよ。
そう考えるとプリミティヴな日本、仏教伝来以前の日本のスタイルを標榜するややさん的にはね(ってかそんな前のこと知る由もないんだがさ)、桜なんてもう、どうでもいいのかね。なんだか特に感情も湧き立たず。
いろいろなものに対して情熱を注げなくなった。でもいいことだと思う。余分が剥がれ落ちて、最後に残ったものが何になるのか。
数ヶ月前、会社の20代の女性二人ととある風情あるエリアに営業に行ったのだが。
桜の樹が、道路を跨ぐように枝をのばしていてね。
直属の部下に言ったさ。
「ここはね。」「桜の季節になると、花が大変綺麗だろうね。」
「でも、五月になると、毛虫がボトボト落ちて来るんだよ。」
部下。笑いながら。
「珍しくとってもロマンティックなこと言うな、と聞いていたんですが。」
「後半はややさんぽくて。」
俺は毛虫の話が似合う男なのか。
ふん。
以前の勤め先に通っていた頃は生活動線上に桜があったので毎年桜の季節が分かったのだが、今の勤め先、ちょっと外れれば名所もあるというのに、そう、動線上には桜が無い。
「咲いてますよ。」
という言葉をあてに、ふらっと買い物ついでに桜を観ると、ああ、咲いているのね。
日本人は桜が好きね。
聞いた話によると、今世間で咲き乱れるは染井吉野という品種で、江戸時代に作られたものだとか。特徴は、花と葉の時期が異なる。つまり、花の時期は花だけが咲き誇る、という訳だ。古代の日本人は、桜と葉の入り交じった花を観ていたそうだよ。
そう考えるとプリミティヴな日本、仏教伝来以前の日本のスタイルを標榜するややさん的にはね(ってかそんな前のこと知る由もないんだがさ)、桜なんてもう、どうでもいいのかね。なんだか特に感情も湧き立たず。
いろいろなものに対して情熱を注げなくなった。でもいいことだと思う。余分が剥がれ落ちて、最後に残ったものが何になるのか。
数ヶ月前、会社の20代の女性二人ととある風情あるエリアに営業に行ったのだが。
桜の樹が、道路を跨ぐように枝をのばしていてね。
直属の部下に言ったさ。
「ここはね。」「桜の季節になると、花が大変綺麗だろうね。」
「でも、五月になると、毛虫がボトボト落ちて来るんだよ。」
部下。笑いながら。
「珍しくとってもロマンティックなこと言うな、と聞いていたんですが。」
「後半はややさんぽくて。」
俺は毛虫の話が似合う男なのか。
ふん。
2013年11月11日月曜日
おやすみ、ハニー。
夢の中で20年前に関係のあった女が売春をしていて、何故かそれを知った自分が女を買う、という訳の分からん情景を脳裏に映した目覚めだった。前日に目覚ましの時間をずらしたのを忘れてそのままセットして、いつもより一時間遅く目覚める。
地味な女だったので、なんでそんなことになったのかよく分からない。それでも、なんとなく、義務で女を買って、義務でセックスをしようとして、あまり巧くいかない、という流れだった。昔巧く愛してあげられなかったことへの贖罪なのだろうか。
40を過ぎて、なんだか上から人を憐れんでいるのだろうか。と思った。多分、自分も誰かに憐れまれているのだろう。と思った。
憐れまれる。人に可哀想と思われるのは嫌なんだろうけれど、それでも「可哀想」と思われないと断言出来るほど立派に暮らしている訳でもない。
人に「可哀想」と思われないような暮らしをしたいものだ。それでもね。自分を客観視するのは難しいものよね。
自分の居るべき場所を見つけられた人は、あまり「可哀想」では無い気がする。
先日、ルゥ・リードが亡くなって、自分にとってのルゥはソロ・アーチストではなくヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーであって、ヴェルヴェッツばかり追悼でかけていた。
そしたらね。以前は然程好きじゃ無かった、スウィート・ジェーンがいいんだよね。
ルゥはボブ・ディランになりたかったのか。
歌詞を読むと、ああ、そんな歌なのかと思って、なんとなく自分の居るべき場所を見つけられた人は、あまり「可哀想」では無い気がする。
結局、自分の居るべき場所を探しては迷い込む。抜けられない迷路みたいなものよね。
おやすみ、ハニー。
地味な女だったので、なんでそんなことになったのかよく分からない。それでも、なんとなく、義務で女を買って、義務でセックスをしようとして、あまり巧くいかない、という流れだった。昔巧く愛してあげられなかったことへの贖罪なのだろうか。
40を過ぎて、なんだか上から人を憐れんでいるのだろうか。と思った。多分、自分も誰かに憐れまれているのだろう。と思った。
憐れまれる。人に可哀想と思われるのは嫌なんだろうけれど、それでも「可哀想」と思われないと断言出来るほど立派に暮らしている訳でもない。
人に「可哀想」と思われないような暮らしをしたいものだ。それでもね。自分を客観視するのは難しいものよね。
自分の居るべき場所を見つけられた人は、あまり「可哀想」では無い気がする。
先日、ルゥ・リードが亡くなって、自分にとってのルゥはソロ・アーチストではなくヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーであって、ヴェルヴェッツばかり追悼でかけていた。
そしたらね。以前は然程好きじゃ無かった、スウィート・ジェーンがいいんだよね。
ルゥはボブ・ディランになりたかったのか。
歌詞を読むと、ああ、そんな歌なのかと思って、なんとなく自分の居るべき場所を見つけられた人は、あまり「可哀想」では無い気がする。
結局、自分の居るべき場所を探しては迷い込む。抜けられない迷路みたいなものよね。
おやすみ、ハニー。
2013年8月19日月曜日
おとこんな。
「生物」という見地から考えるとだな。昔は単独で生殖した訳だ。つまりオトコオンナという概念の無い生き物が、身体が分裂して新しい個体を作って生殖していた。
但し、そのやり方だと、適応能力が限られる訳よ、最初のやつのコピーが出来る訳だから。最初のやつの抵抗力を超えるなにかが現れると、コピーも全部やられちまう。長所も短所も同じだから。短所攻められたら、全部ダメになる。
という訳で、個体の能力をシャッフルした方がいいんじゃね?という概念が生まれる訳だ。
最初のやつの突出した個性は失われるが、「穴」が無くなる訳よ。平準化ってやつかね。
これは推測だが、最初は雌雄同体の生物から生まれたんじゃないかな?セックスして、どっちかが精子を注入するのだが、された個体も他の機会では精子注入する側になる。もしくは同時に注入するされるをこなすとかね。そういう両性具有が出来たんじゃないかな?
で、もろもろ不都合が出来て、精子注入型と卵子養育型に分かれた。
と、ここまで書いてなに言い出したかと言うとだな。
生物種による雌雄の社会的優劣ってなんだろう?と考えた訳さ。
ん?分かんない? チョウチンアンコウの雄とか知ってる? ミノムシの雌とか知ってる?
いや人間のオトコとオンナってどうなのよ。まったくもってお得じゃないわ。
とか言うのは負け犬の遠吠えかね?
はい、文章書く練習。
但し、そのやり方だと、適応能力が限られる訳よ、最初のやつのコピーが出来る訳だから。最初のやつの抵抗力を超えるなにかが現れると、コピーも全部やられちまう。長所も短所も同じだから。短所攻められたら、全部ダメになる。
という訳で、個体の能力をシャッフルした方がいいんじゃね?という概念が生まれる訳だ。
最初のやつの突出した個性は失われるが、「穴」が無くなる訳よ。平準化ってやつかね。
これは推測だが、最初は雌雄同体の生物から生まれたんじゃないかな?セックスして、どっちかが精子を注入するのだが、された個体も他の機会では精子注入する側になる。もしくは同時に注入するされるをこなすとかね。そういう両性具有が出来たんじゃないかな?
で、もろもろ不都合が出来て、精子注入型と卵子養育型に分かれた。
と、ここまで書いてなに言い出したかと言うとだな。
生物種による雌雄の社会的優劣ってなんだろう?と考えた訳さ。
ん?分かんない? チョウチンアンコウの雄とか知ってる? ミノムシの雌とか知ってる?
いや人間のオトコとオンナってどうなのよ。まったくもってお得じゃないわ。
とか言うのは負け犬の遠吠えかね?
はい、文章書く練習。
2013年8月2日金曜日
とりあえず流す。
前回、何か書いたの見たら5月なのね。メイなのね。今日はオーガストなのよ。
オーガスタが自分の誕生月を入れちゃったからオーガスト。その前にジュリアス・シーザーが自分の誕生月入れちゃったからジュライ。
だから、オクト(8の意)で10月のオクトーバー。デシ(10の意)で12月のディセンバー。2ヶ月ずつ意味が後ろにずれちゃったのよ。
ボクは10月生まれだけどね。
書く事が無いので、昨日買った漫画。
■カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
作者が認めてるけど、題が先行。でも題で勝ちだよね。「人のセックスを笑うな」と同じくらい、題で勝ってる。
内容、痛い。痛い。ナイフで刺されたってよりもだな。擦り傷に生姜汁垂らしちゃったような痛さ。
書評的には「サブカル野郎への痛烈な皮肉」。
確かに、いるんだよ。この作品に出て来るような奴ら。ボク嫌いなんだよ。
歌手志望、ライター志望、劇団作家志望、仲良し同級生35歳。本当に嫌い。
で、今の職場に移って、ももクロファンの女の子に言われた言葉。
「ややさんってサブカル系ですよね。」
産まれて初めて「サブカル・クラスタ」に分類されたんだが、おいらサブカルなのか?
それが疑問なのさ。サブカル、サブ・カルチャー。
1980年代に1960年代を追っかけてたおいらは「サブカル」なのか。
ゲンズブール、持ってるぞ。ゲンズブールはサブカルのセックス・シンボルか。
とは言どもだよ。
それまで自分がサブカル・クラスタ(と見る人もいる)とは思わんだったからな。
サブカル皮肉のこの作品は、ボクに向けられたものなのか、それとも他の人?それは誰?
なんて思いながらピチカート・ファイヴでもかけよう。
すみません、文章書く練習。
オーガスタが自分の誕生月を入れちゃったからオーガスト。その前にジュリアス・シーザーが自分の誕生月入れちゃったからジュライ。
だから、オクト(8の意)で10月のオクトーバー。デシ(10の意)で12月のディセンバー。2ヶ月ずつ意味が後ろにずれちゃったのよ。
ボクは10月生まれだけどね。
書く事が無いので、昨日買った漫画。
■カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生
作者が認めてるけど、題が先行。でも題で勝ちだよね。「人のセックスを笑うな」と同じくらい、題で勝ってる。
内容、痛い。痛い。ナイフで刺されたってよりもだな。擦り傷に生姜汁垂らしちゃったような痛さ。
書評的には「サブカル野郎への痛烈な皮肉」。
確かに、いるんだよ。この作品に出て来るような奴ら。ボク嫌いなんだよ。
歌手志望、ライター志望、劇団作家志望、仲良し同級生35歳。本当に嫌い。
で、今の職場に移って、ももクロファンの女の子に言われた言葉。
「ややさんってサブカル系ですよね。」
産まれて初めて「サブカル・クラスタ」に分類されたんだが、おいらサブカルなのか?
それが疑問なのさ。サブカル、サブ・カルチャー。
1980年代に1960年代を追っかけてたおいらは「サブカル」なのか。
ゲンズブール、持ってるぞ。ゲンズブールはサブカルのセックス・シンボルか。
とは言どもだよ。
それまで自分がサブカル・クラスタ(と見る人もいる)とは思わんだったからな。
サブカル皮肉のこの作品は、ボクに向けられたものなのか、それとも他の人?それは誰?
なんて思いながらピチカート・ファイヴでもかけよう。
すみません、文章書く練習。
2013年5月18日土曜日
ねこ。
猫と暮らしだしたのは、
「このままだと人と一緒に居れない人になってしまう。」
という懸念から、誰かと暮らす練習用に連れて来たのだ。
猫なら互いに干渉しないだろうとね。猫って、そんな感じじゃん。
ところがうちの子はとても「かまってちゃん」なんだよな。
家の中でひとりにずっとさせてるし、当然来客の少ない家なので他の誰かと過ごすことも無い。んだから仕方無いのかな、とも思いつつ。
帰宅しては足にまとわりつき、PCデスク(ボクが起きてる時にいつも居るところ)の上をグルグルまわり、あっちに行けばついて来て、こっちに行けばついて来る。
なにが楽しいのか、ボクがシャワーを浴びてるのを空の浴室の中に座ってずっと眺めている。
「どいて」「あっちいって」
がボクの口癖になる。ヒドいもんだ。
(ちなみにボクが幼い頃母にまとわりつくと「どっか行け」とよく言われたもんだった。親子は似るのだ。)
犬猫と暮らしている人達でも、
「犬猫を飼っている。」
という感覚の人もいると思う。
同時に、ボクなんかは
「たまたま猫の姿をした家族」
という感覚なんだが、そういう人も多いと思うよ。
養子をとったら猫の姿で、いつまでもバカなままなんだよね。役立たずだし。
この感覚が共有出来無い人には、どれだけ説明しても分からんのだろうな。別にいいが。
さて、オチも無く終る。
「このままだと人と一緒に居れない人になってしまう。」
という懸念から、誰かと暮らす練習用に連れて来たのだ。
猫なら互いに干渉しないだろうとね。猫って、そんな感じじゃん。
ところがうちの子はとても「かまってちゃん」なんだよな。
家の中でひとりにずっとさせてるし、当然来客の少ない家なので他の誰かと過ごすことも無い。んだから仕方無いのかな、とも思いつつ。
帰宅しては足にまとわりつき、PCデスク(ボクが起きてる時にいつも居るところ)の上をグルグルまわり、あっちに行けばついて来て、こっちに行けばついて来る。
なにが楽しいのか、ボクがシャワーを浴びてるのを空の浴室の中に座ってずっと眺めている。
「どいて」「あっちいって」
がボクの口癖になる。ヒドいもんだ。
(ちなみにボクが幼い頃母にまとわりつくと「どっか行け」とよく言われたもんだった。親子は似るのだ。)
犬猫と暮らしている人達でも、
「犬猫を飼っている。」
という感覚の人もいると思う。
同時に、ボクなんかは
「たまたま猫の姿をした家族」
という感覚なんだが、そういう人も多いと思うよ。
養子をとったら猫の姿で、いつまでもバカなままなんだよね。役立たずだし。
この感覚が共有出来無い人には、どれだけ説明しても分からんのだろうな。別にいいが。
さて、オチも無く終る。
2013年5月4日土曜日
電車の中で。
ゴールデンウィーク、野暮用があって渋谷に向かう。
無職の頃通っていた専門学校に用があったのだが、着いたら休みだった。事前に調べるのが人として正しい道だとは思うが、正しい道を歩いていたら今の場所には辿り着いていないだろうよ。
そのまま帰るのもなんなので、渋谷のタワーレコーズでCDを3枚購入。そこそこ面白かった。
レコード屋はどんどんつまらなくなって来ている。不良在庫を抱えたくないだろうから、品揃えはどんどん堅いものになっていくし、それは店の没個性化となる。
以前からよく使っていた街場の老舗レコード屋が先日潰れた。全盛期は同じ駅前に3店舗も構えていたのにね。
タワーレコーズの膨大な在庫は、久し振りに「面白い」と思えた。結局、この時勢では大資本かカルトの両極端でしか成り立たんのだろう。
レコード、CDというフォーマットも廃れるのだろうな。サージェント・ペッパーズやダークサイド・オブ・ザ・ムーンみたいな表現は今後減るのだろうな。
あれは「LP」というフォーマットの中での表現を前提に作られているのだから。フォーマットが変われば表現されるものも変化する。
帰り、山手線に乗る。タイミングの問題か、空いていた。席が空いていたので座る。
向かいに女性3人。中年女性。その娘と思しき小学生の女の子。もうひとり、やけにケバい化粧の中学生だと思う、がいる。
中年女性は失礼だが地味目の方で、小学生は如何にも小学生。しかしひとり中学生か高校生か、の女だけトーンが違うので、関係者か否か一瞬判断に迷う。
結局親子3人のようだった。3人、顔が似ている。
そのケバい娘は、短いジーンズのホットパンツに濃い黒のストッキング、真っ赤なハイヒール。若くまだ奇麗な肌の上にほんのりとチークをきかせ、真っ赤な口紅、そしてボクが大嫌いな、浮きまくった付け睫毛をしていた。
このメイク、なんだろう、ああそうだ、売春婦だ。
昼間から売春婦のようなメイクの中学生が電車でお菓子を食べている。
「あんた、娘に昼間から売春婦みたいなメイクをさせてよく平気だね。」
と母親に言いたくもあったが、別に他人ごと。
地味目の母親と、そのケバい娘は顔がそっくりだった。大変失礼だが、お世辞にも美人の系統では無い。めくれ上がった小さな上唇、やや張ったエラ、横に広い鼻。
娘は、化粧で地味な顔を「派手」にすることには成功しているようだ。それでもあのマスカラギトギトの付け睫毛は引くが。
結局、派手に上塗りしたいのだろう。自分が嫌いだから。化粧で自分自身の劣等感をマスキングできるなら、それでいいじゃない。
でももう少し品のいい方がいいがな。そして真っ赤なハイヒールは、人を選ぶのよ。
どうしたいんだろうな。そしてどうなるのだろうな。
などと電車の中の数駅で考える。それが分かれば、今の場所には辿り着いてはいないだろうよ。
無職の頃通っていた専門学校に用があったのだが、着いたら休みだった。事前に調べるのが人として正しい道だとは思うが、正しい道を歩いていたら今の場所には辿り着いていないだろうよ。
そのまま帰るのもなんなので、渋谷のタワーレコーズでCDを3枚購入。そこそこ面白かった。
レコード屋はどんどんつまらなくなって来ている。不良在庫を抱えたくないだろうから、品揃えはどんどん堅いものになっていくし、それは店の没個性化となる。
以前からよく使っていた街場の老舗レコード屋が先日潰れた。全盛期は同じ駅前に3店舗も構えていたのにね。
タワーレコーズの膨大な在庫は、久し振りに「面白い」と思えた。結局、この時勢では大資本かカルトの両極端でしか成り立たんのだろう。
レコード、CDというフォーマットも廃れるのだろうな。サージェント・ペッパーズやダークサイド・オブ・ザ・ムーンみたいな表現は今後減るのだろうな。
あれは「LP」というフォーマットの中での表現を前提に作られているのだから。フォーマットが変われば表現されるものも変化する。
帰り、山手線に乗る。タイミングの問題か、空いていた。席が空いていたので座る。
向かいに女性3人。中年女性。その娘と思しき小学生の女の子。もうひとり、やけにケバい化粧の中学生だと思う、がいる。
中年女性は失礼だが地味目の方で、小学生は如何にも小学生。しかしひとり中学生か高校生か、の女だけトーンが違うので、関係者か否か一瞬判断に迷う。
結局親子3人のようだった。3人、顔が似ている。
そのケバい娘は、短いジーンズのホットパンツに濃い黒のストッキング、真っ赤なハイヒール。若くまだ奇麗な肌の上にほんのりとチークをきかせ、真っ赤な口紅、そしてボクが大嫌いな、浮きまくった付け睫毛をしていた。
このメイク、なんだろう、ああそうだ、売春婦だ。
昼間から売春婦のようなメイクの中学生が電車でお菓子を食べている。
「あんた、娘に昼間から売春婦みたいなメイクをさせてよく平気だね。」
と母親に言いたくもあったが、別に他人ごと。
地味目の母親と、そのケバい娘は顔がそっくりだった。大変失礼だが、お世辞にも美人の系統では無い。めくれ上がった小さな上唇、やや張ったエラ、横に広い鼻。
娘は、化粧で地味な顔を「派手」にすることには成功しているようだ。それでもあのマスカラギトギトの付け睫毛は引くが。
結局、派手に上塗りしたいのだろう。自分が嫌いだから。化粧で自分自身の劣等感をマスキングできるなら、それでいいじゃない。
でももう少し品のいい方がいいがな。そして真っ赤なハイヒールは、人を選ぶのよ。
どうしたいんだろうな。そしてどうなるのだろうな。
などと電車の中の数駅で考える。それが分かれば、今の場所には辿り着いてはいないだろうよ。
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