2011年5月15日日曜日

十五夜。

日比谷野外音楽堂へPuffyの15周年記念公演を観に行きました。

「わたし達も、そしてここにいる皆さんも、
 15年も続くとは思っていなかったでしょう。
 なに、ここで沸き上る小笑いはホントにそう思ってたってこと?」

15年。ここまで来ると、「『お互いに』『よく』『生き残った』な」と思ってしまう。


15年前。1996年。僕が「大やけど」を負った年。
ああ「自分の心の内側に」と書こうと思ったけれど、実際に高速走行中に自転車が分解するという事故で皮膚の上にも傷を負ったわ。まだ肩にケロイド状の痕が残っている。
1996年の傷は内側にも外側にも痕が残っているということか。

25歳になる年で、回転木馬のデッドヒートよろしく、ああここが人生折り返し地点だな、と思った。
秋には初めて出雲大社に行った。
就職のために切った髪をまた伸ばし始めて、会社と軽く揉めていた。
まだ未来に対して楽天的だった。まだなんとかなるものだと思っていた。欲しいものはきっと手に入るのだろうと思っていた。

結局のところ、25歳というのは何かの「折り返しポイント」でもなんでも無く、それから5500日という太陽の上昇と下降を経て僕の身体は紫外線劣化をした。その劣化の蓄積、そこが今日の僕のいるポイントであるということ。
双六は、折り返すのでは無く、直線上にコマを進めていく。
サイコロを振る。今日止まった升目が、楽しい升目であるように。
日々、そう願ってお天道さまに頭を垂れる。



しかしツイッタばかりしていると、文章が下手になるな。
 

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