2012年10月27日土曜日

ミッチョン・ポシブル。


随分と日があきましたが、誕生日のメッセージありがとうございました。



10月の誕生日の後に考えたこと。

ボクの年齢というのは見た目からは分からないらしく。勝手に自分では「永遠の28歳」とコピーをつけているのだが、実際「28歳です。」といってもまったく疑われることは無い。一回り嘘つけるのか。我ながら大したもんだ。

大体初対面の30代半ばの人からは歳下扱いされてね。あとで歳がバレると、異様に恐縮される。以前はそれを滑稽だ、と楽しめたものだが、最近は罪悪感が先に立つので早めに言うようにしておる。
日本も儒教の影響下にあるので、年齢というのは社会的に意味があるようだ。ボクは必ずしもそれが正しいとは思わないが。
年寄りを「労る」のは必要と思うけどね。

まぁ見た目が若く見えるようには、影で弛まぬ努力はしているのだよ。遺伝が大きいことは大きいが、それだけでもない。
体型、肌、髪、言動などの要素で年齢の印象は構成されるのではなかろうか。と思う。

思 い返すと、若い頃から「歳をとる」ということに恐怖心が強かった。なんだかロケンローの価値観みたいなものが強かったので、「30過ぎの人は信用する な」ってことかね。ミック・ジャガーなんて70歳近いんだろ?ロジャー・ダルトリーも70手前で今でも「歳取る前に死にたい」っていうヒット曲を歌わされ てる訳だな。

30過ぎて、なんだか社会人的に落ち着いてきて、40手前で落ち着いてられるか、と仕事辞めて引き蘢って、また現在は会社員になってはいるのだが。
今の会社って、ああ、また先日管理職になっちまったが、ボクにとっちゃモラトリアムなんだよな。どの辺が、ということは後日、として。

しかし40過ぎてモラトリアムか。不惑なんてちゃんちゃら可笑しい迷いっぱなしの子羊でございます。


で、なんで自分が「若さ」に執着しているのだろう?と考えたら、ひとつ分かったよ。ボクは「常に」「可能性」を残しときたい人なんだな。と思った。
受精卵は分裂して他のすべての細胞になる可能性があるように、ボクはいつでも「なににでもなれる」状態でいたいと思っているのだ、とね。

まぁこれは人としては未熟であることを表すのだろうが。
それでも社会的に表面は上手く立ち回ってるから許してよ。ダメ?

随分と長いこと「カノジョ」や「嫁」がいないのも、「他の誰とでも関係が持てる」状態でいたいのだろうな、と思った。

しかしな。こういうスタンスで生き続けると、何も成さずに死ぬんだろうな。
上島竜兵。 代表作、これといってなし。
ボクは竜ちゃんか。

 

2012年9月23日日曜日

Zoo 。(ちんぱん篇)

動物園に行ってきた。先週の日曜日のことだ。

あまり動物について書かないので知られているかは知らないが、いわゆる「いきもの」好きなんだよね。「いぬさん」「ねこさん」「うさぎさん」とかじゃなくて、もっと多様な「いきもの」。
爬虫類が大好きで、嫌いだけど両生類とか節足動物昆虫類とかも知ってる。甲殻類も面白いね。軟体動物は頭足類が面白い。
そういう「いきもの」好き。

脊椎動物に関しては鳥類はあまり詳しく無い。哺乳類は、多少、かな。で、哺乳類でも霊長類(今ではそう呼ばないらしいが)は疎い。
霊長類。人間が属するグループ。猿、だ。

最近、なんだかテレビ番組に出ていたチンパンジーが飼育関係者を襲ったという記事があって、チンパンジーについて調べたんだな。

チンパンジーというと、なんとなく「知的で」「温厚で」「親しみの持てる」「人間に近い」動物、というイメージを、持ってませんか市井に暮らす人々よ。

実際は、「知的で」「怪力で」「人間と同じで不条理に攻撃的」な動物のようなのだよね。チンパンジーでググれば、上位に出て来るのは「チンパンジーに顔を喰われた人の写真」だよ。とても見る気しないが。

成獣雄の体重は50kgというから、人間で言うと「相当小柄な」人並みなのだが、握力だけで軽く300kg、片腕だけでひょいひょい自重を支えて移動可能な腕力、跳躍力を備えている。
そして、同種族間で子殺しや雄をリンチ死に追い込む「人並みの残忍さ」をもったキャラクターなんだそうだ。
人間とさしでやり合ったら、接近戦に持ち込まれたら勝ちようが無いだろうね。

「顔をもぎ取られる」

らしいよ。握力300kgで。
アフリカで4WDで走行中チンパンジーに襲われた人々の記録があるが、「素手で」フロントガラスを叩き割り、運転手を首根っこ掴んで引き摺り降ろし、顔面を喰い尽くして殺害し、他の乗員も命からがらに逃げたそうだ。


なんだかネガティヴ・キャンペーンになってるな。
いいたいことは、安易にメディアが作ったイメージに惑わされるな、ということ。チンパンジーは猛獣だってこと。


そんな彼等を見たくて、ぼうっと多摩動物園に行ってきたってさ。
なんだか平和で楽しそうな群れが暮らしていたがね。

動物園は面白い。ライオンの飼育風景がとても面白かったんだが、またいつか。
 

2012年9月15日土曜日

しーな。

中国人はよく働く。

20年前、コンビニで一緒に深夜バイトしていたシュウさんというおじさんは、昼は蕎麦屋で働き、夜はコンビニだった。おしゃべりでずっとしゃべり倒して、よく働いて、「ハイ、ワタシヤスムネ」といって横になってサボってくかーっと眠り、起きてはまた働いて帰っていった。

「ワタシネ、先生ト呼バレタイ。先生ハ中国デハ、スゴイ尊敬サレテル人ノコトネ。ダカラワタシ先生ト呼バレルヨウニ頑張ルネ。」
シュウさん、なにやってんのかな今頃。「先生」にはなれたんだろうか。

職場の裏の中華料理屋は中国人スタッフばかりの店で、昼時はなぜかゲロ込みなのに少ない人数で回してるのでバタバタになって働いとるよ。いつも弁当を買ってるので、顔覚えられた。愛想がいいねえちゃん達だ。


また職場の近所のコンビニは中国人バイトが多く、たどたどしい言葉だがなんとか働いとる。「日本式サービス業」ってのを国に帰って広めてもらえれば、と思う。

愛想のいいお兄ちゃんがひとりいるんだよな。頑張れよ。

ついこないだまでヒキコモリやってた頃、「学生の就職難」っていうのをずっと夕方テレビで特集していてね。今時企業が随分と「中国人留学生」を採用して、日本人学生を採る枠が無いって言ってた。

日本の大卒予定者と中国人留学生を並べると、まぁ語学は仕方無いとしてもバイタリティが全然違うってさ。
そうなんだろうなーと思いながらみていた。
勝手に「日本人=サムライ」みたいなこと言うのかも知れないけど、実際今時の日本人に「サムライ」っぽさは無いよな。自戒を込めてだが、みんなへなちょこだ。


中国側の最近の日本評を読むと、まぁ痛いところ突いてるね、みたいなことも書いてあってね。

「以前なら周辺の島で隣国がなにやろうと平然としていた。最近になって騒ぎ立てるのは、国力が弱って自信が無くなってきているからだ。」
だとさ。ちょっと苦笑した。確かによく吠えるのは弱い犬だ。

別に日本は「侵略」をしようと思ってる訳じゃないんだろうけどね。

北方四島と竹島と尖閣諸島までが自国領ってことが確約されれば、あとはそん中でおとなしく暮らすさ。そうだよねぇ。
 

2012年9月8日土曜日

王様の耳はロバの耳と叫ぶ場所を選ぶ。


こういうところにモノ書くってのは無制限に人目に触れるわけで、自分以外の人間も絡んでくると、厄介なんだよな。
ここに僕が「自分のこと」しか書かないのは、承諾を得ていない他人のことを挙げると面倒に巻き込まれかねん、ということだ。
最近デビ夫人が「この人極悪非道です!」って実際は無関係な他人の実名と写真をブログに掲載したことがあったが、あんなの犯罪だよ。相手に経済的な損失を与えたようだしな。正義をはき違えている。世の中自分が正義だと思っている人間ほど厄介な奴は居ない。

という訳で、今日はなんの結果結論事実を示さずに終るという、もどかしい話。




知人女性のブログに、こんなエピソードが。彼女、生計のどれくらいかを文章関連で得ている(多才な方なので100%じゃないのね)、いわばそっちのプロ。

ある晩、遊び倒して電車で帰宅しようと都会の駅の通路を急いで歩いていると、向かいから歩いてきた若い男がいきなり

「一杯つきあってもらえませんか?」
これはナンパかと思い無視を決め込むと、
「今日一日、僕なにもいいことが無かったんです。ここでなにもなく帰ると駄目になってしまいそうなんです。」
といって立ち尽くして泣いていたそうだ。まぁそれでも無視して帰ったそうだが。

彼女の弁。こんなことが(ドラマとかじゃ無く)現実にあるのね。

現実にも関わらず、仮にこのエピソードを小説にしても陳腐で駄目よね。

実際にこんなの小説にでもしたら、「そんなこと、ある訳無いじゃん。」で片付けられそうだ。想像しても面白く無い。




事実は小説より奇なり、とはいうが。昔僕は2つほど「現実離れ」した体験をしたことがある。ひとつは「事件」がらみで、もうひとつは「ビジュアル」がらみである。
もちろんちょっと暈して表現している。

前者はもしその体験記を「当時」週刊誌にでも売り込んだら掲載間違い無し。ただし可能性は低いが、「消される」危険性を孕んではいた。世界中が大騒ぎになっていた。


後者は、ビジュアル込みで説明しないとまったく説得力が無い。いわゆる「音楽マンガが説得力持たない」のと同じパターン。

随分と摩訶不思議な体験をしたんだが、その映像を共有している人なら「ああそういうこともあるだろね」で通じるんだけどな。他の知らない人に話したことはあるが、みんなポカンとしてるか嘘だろ話大きくしてるだろ、といった反応。

両者ほんの数年の間に立て続けに起ったことで(デカい話がその2つで、小さなゴタゴタはその間もいろいろあった)、なんとなくその後信仰に目覚め神に帰依するようになってから、その手のことは起らなくなった。神のご加護です。

こっちの方がヤバいか。



で。つい先日あるマンガを読んでいて、「いやこのマンガみたいなこと、実際に体験してるじゃん。」と思ってその以前の体験を掘り起こしていたら、なんだかそれらしきを見つけてしまったんだな。随分と長い年月を経て。しかも意外な形で。

それがどれくらい意外かというと、(これもマンガかよ)ヘルタースケルターでスーパースターのりりこが事件を境に忽然と姿を消すのだが、その数年後、不意にメキシコのフリークス・ショウで彼女を発見する、というくらい意外。

今、ちょうど(ヘルタースケルターに例えるなら)フリークス・ショウに出ているのがりりこなのか?と疑っているくらいの段階か。



僕も歳をとった。護るべきものはあまり無いのだが、それでも若い頃のように身体や精神が思い通りに躍動はしなくなった。
今そのフリークス・ショウに出掛けて、りりこの現実を確かめるのか、それとも見なかったことにして平穏に暮らすのか、どうにも判断がつきかねるんだよね。
 

2012年8月26日日曜日

ナントカの国でキラキラ。


今日「ややさんの作ったフロウズン・モヒートを飲みたい。」といって歳下の独身女性が家に来たのだが、まったく驚愕のトキメキの無さ具合。 ねえちゃん酔って床で寝てましたわ。その間夕食を仕込んでいたわたくし。



先日、会社の送別会があってね。40人の会社なのに3人女性社員の送別会。変なの。

んでだがだ。
その中のお一方、どうにもなんでこの世に存在しているのか僕には分からないタイプの方がいてさ。失礼ながら。こんなおっさんにそんなこた言われたく無いヤイ。くらい言って頂いて構わないのですが、どうにもダメなのよ。
存在理由が分からない。というのは酷い言い方なんだが、コミュニケイション能力が著しく劣る人なのさ。

夏に海外に南の島に行った、というので

「泳いだりしたんですか?」
「はい。。 。」
「。。。。。。。。」

以前同業の他社にいたというので業界情報を得ようと、

「どんな仕事してたんですか?」
「んー○○です。」
「○○ってどんなことやってたんですか?」
「○○です。」

これが例えば僕だけに対してならば「ああ僕のこと嫌いなのね。」で済むのだが、
「いやぁ飼い猫の名前聞いたけど教えてくんなかったっすよ。」
とか
「客前でもそんな感じでやられるんですよ、本当にヤメてくれって感じ。」
と営業の人が怒っていたりとか。

僕、こういうの許せない質なのね。この世の多くの凡人は凡人なりに暮らさなくてはなりません。凡人がこういう対応では、ダメなんです。と声を大にして言いたい。

さて。まぁ人の悪口を言うのが本題では無い。散々言っといて。

送別会で居酒屋で飲んでんだけどさ。ベタな話題とかある訳ですよ。居酒屋トークですよ。
「○○さんはどんな人がタイプなの?」
ベタな話だよな。まぁどうせ辞める人だし聞いてもいいでしょうよ。

するとだな。その僕が存在理由が分からないタイプの女性の方、

「わたし、キラキラして無い人が好きなんですよ。」

。。。 一瞬理解出来なかったんだが。
「キラキラしてる人」が好きなんじゃなくって?
「キラキラして無い人」が好きなの。 ふーん。

人の好みっていろいろだけどさ。

僕みたいなネクラで凡庸な才能にしか恵まれなかった男はだな。女の子にモテたい一心で一生懸命「キラキラ」しようと頑張って、頑張って、挫折して、世を拗ねる。

こういうの、僕が特別じゃ無いと思うんだけどな。どうなんすかね?

なんだかこの僕の「キラキラ」願望のすべてを否定されたような、なんだか新しい価値を見出した気がしました。「キラキラ」してなくても受入れてもらえるのね。

といっても。「キラキラ」しないでさっきのような人に好かれても困るけどね。
誰か「キラキラ」してない食虫植物のようにジメっと暮らしている美味しい「フロウズン・モヒート」作る男が好きな美人女性の方、いませんでしょうかね?

 

2012年8月18日土曜日

ちーばでびーち。

八月に祝日を。とか思う。いわゆる「盆休み」の無い業界を渡っているので、八月に休むと言うことがない。若いうちは
「盆なんてどこも混んでるだけだし。」
と思えたのだが、流石に歳をとると八月がキツい。体力の問題。

とか言っていたんだが、16日、休みました。ビーチボーイズの来日公演のチケットとったら、16時30分開演、とあったので。なんだよ。
(前座が2組出て、結局御大は18時30分くらいだったけどね。洗濯物干して来ればよかった。)

ビーチボーイズ。今回はかなり特別な公演なんだよ。詳しく無い人に簡単に言えば、長年3つに分裂していたグループが久々に1つに集結ってことなんだが。

 ・マイク・ラヴ率いるビーチボーイズ
 ・ブライアン・ウィルソンのソロ
 ・アル・ジャーディンのグループ

という状態。ブライアン云々言い出すときりが無いんだが、これが1つになったってのはちょっとした事件なんだよ。

コンサート自体はね、良いよ。ビーチボーイズ5人に9人のサポート・メンバー入れて、計14人だもんな。まったく歌わないのは数人で、多分最大10声くらいはハモってたと思う。悪い訳が無い。
この辺がビーチボーイズ、昔からでさ。早々にステージを諦めてスタジオに籠ったビートルズと違い、サポート・メンバー入れて、グッド・ヴァイブレイションズみたいな難解な曲もステージで演ってたんだよな。大したもんだ。

日本じゃ圧倒的にブライアンの人気が高いのね、歓声の量が違う。でも個人的にはマイクあってのビーチボーイズだと思うけど。
ブライアンのソロは行ったことがあるのだが、今回も相変らずの廃人っぷりで、キーボードの椅子にどかっと座ったまま、なに考えてるのか分からんかった。数曲リード・ヴォーカルとっても覚束ないしね。
結局、ブライアンは「そこに居ることが大事」な人なんだ。まぁ昔からその「危うさ」が魅力なんだろうな。


しかし千葉マリンスタジアムは遠い。東京から幕張までが遠い。駅からスタジアムまでが遠い。夏空の下、延々と歩く。罰ゲームか。
なんだか夏の宿題みたいなシュールな建物が地面に突き刺さって、逆立ちしていた。
「トキオ!」と前座のアメリカのメンバーが叫ぶと、後ろの席でボソッと「千葉だよ。」と答えていた。そりゃ皆心の中で思うことなんだよ。「ここが東京なわけ無い。」


今週はテレビで The Who の生演奏観て、Beach Boys を生で観られて素敵な週でした。

2012年8月11日土曜日

雑記。


日本は総メダル数に占める金メダルの比率が低い。(はず。誰か計算して。)
「1位じゃ無くちゃダメなんですか?2位じゃダメなんですか?」
これもマスコミの意地悪な情報操作によって言葉だけが先走っているのだろうが、1位と2位の差は大きいな。

「100点と99点の違いは大きい。99点は99点だが、100点はもしかしたら120点、1000点かも知れない。計りが100までしかないだけなんだよ。」
2位の上には1位の壁があるが、1位の上には無限の可能性が広がっている。

一応みーはーなので毎回オリンピックくらいはみるんだが、今回は完全に出遅れた。
吉田沙保里くらいはみようと思って、みた。
何故か彼女は好きなんだよな。何故だろう?


若い女の子に「はやく結婚しな。」とことあるごとに言う。
「結婚ってのは勢いでしなきゃダメだよ。年齢重ねると、色んなことが見えてきて、結婚なんて出来なくなるから。」

という訳で、恋愛感情は無いが損得勘定は得意。という素敵な中年男です。もうどうでもいいや。
可愛くて酒が飲めて社会常識があって猫が大丈夫なカッコいい女の子、嫁に来ませんか?


会社の人数が減ってさ。「仕事が楽」なのが魅力な職場だったのだが、最近結構面倒くさい。なんで「会社辞める」のか。ということを考えたりもする。
ってか「近々辞める」前提で働いてるおいらが言えることでもないが。


あすは渋谷散歩しよう。渋谷から代々木公園に抜ける道を歩こうと思う。


いつものビア・バーに帽子を被らずに行ったら、「一瞬誰か分からなかったっすよ。」その他数名誰だか分からないという反応が。
そういや今の会社に初めて整髪料をつけずに(固めずに)行ったら結構「誰か分からなかったっす。」という反応を頂いたな。
髪を切れば誰か分からず。帽子を脱げば誰か分からず。整髪料をつけなければ誰か分からず。
どんだけ印象が無いんでしょうか。


なんだかセックスしたいな。セックスしているうちに恋愛感情が芽生えるかもよ。
どうなんだろう。


さて。今日も大変。夏バテだ。じゃ。
 

2012年8月5日日曜日

日記。しねま?


ヘルタースケルター観てきた。細部はもちろん違うけれど、結構原作に忠実だった。キャスト発表があった時、「マネージャー役=寺島しのぶ」だけ違和感があったが、見終わってみるとまぁあれもありかな、と。

以前「ヘルタースケルター実写化するなら主演はだれ?」みたいな会話をした記憶があったのだが、沢尻エリカとは思いつかなかった。これはキャスティングの勝利だね。
偶然、沢尻主演作を2本続けて観ていることになる。ファンでもないのに。あの顔嫌いだし。でも役の幅は広くは無いけれど、巧いとは思うよ。

冒頭の濡れ場は、チンコが起つので殿方は注意。28インチのデニムのコルセットで観てたので結構厳しかった。

吉川こずえ役の水原希子って「ノルウェイの森」ではミドリ役だったな。ビートルズ・タイトルの映画、続けて重要な役だな。ふふん。

戸川純の曲が流れて懐かしかった。ビートルズは流れなかった。


飽きるほどのモヒート。


夜、テレ東で「男はつらいよ」放送だった。大原麗子の追悼だった。
大原麗子マドンナ回は観てるはずと思っていたのだが、想像したのとは違った。夏八木さんが兜町のエリート・サラリーマンだけど、牛久沼に家買って住んでるって役。
大原麗子がその奥方。

撮影80年代なんだが、話としては今で言うところの「鬱」で失踪するエリート・サラリーマンの話でさ。
この時代は「鬱」にあまり理解の無い時代だったんだろうな、などと余計な心配をする。
最後に、失踪した夏八木さんがまぁ比較的短期で戻ってきて、あまり厳しい処分は下されなかったって話だけど。なんだか観ていてやな話だった。そのテーマがね。

全然関係無いが、カンニングの竹山氏が「許されるなら『男はつらいよ』の二代目寅次郎を演じたい」と言ったそうだが、僕は興味ある。
渥美版と違うのは百も承知だ。

とすると桜は誰だ?おばちゃんは?タコ社長は?
なんだかキャスティングが重要。

大原麗子、なんだか、惜しいな。もっと奇麗になれた人だと思う。失礼な言い方だけど。


という訳で、劇場とテレビで2本映画観ちまった日だ。

グッバイ。
 

2012年8月3日金曜日

肯定。

会社で可愛がってた営業の女の子が辞めるそうだ。一回り以上歳も離れているので「可愛がっていた」と表現したのだが、実際のところはよくよくこちらが甘えていたのかも知れない。
自分が一般的にどういう印象を人に与えているのかは分からないのだが、どこか緊張感を保ちながらも、人知れず一点に浴びせるように依存心をぶつけて暮らしているような気がする。

依存心というものがなんなのだろう?と考えると、ついこないだ自身の口から零れ出た言葉が思い出される。

「俺もたまには肯定されたいと思うこともあるんだよ。」

あまり肯定されずに生きてきたなあ、などと思い返す。
いや肯定されているのか否定されているのか、実際のところは知らない。自分が「肯定されている」と感じることが無く生きてきたなあ、という表現の方がベターかも知れない。

肯定されない。いや、きっと僕を「巧く肯定してくれる人」が少ないんだろうな。
なんて面倒くさい。

ついでに言うと、僕を下手に肯定する人が大嫌いなんだよな。

という訳で、独りで酒飲んで寝る。グッバイ。
 

2012年6月25日月曜日

ことだま。

お元気ですか。そりゃ良かった。さて今夜も暗い話につき合いますか? あ、そう。
お気に召すまま。


おいら人生でなんだか大きく引っ掛かってる疑問てのが在ってだね。ここでもよく言ってんだけど。

  人格は先天的か後天的か。

これを知ってから死にたい。もちろん、人格は先天的であり後天的であるのだよ。そんなことは分かっておる。
ただその比率というか割合というか、は均等では無いでしょうよ。なんだか、それを知りたいの。

さて。
よく理解し難い猟奇的犯罪とかが行われてだね。そうすると犯人の家をガサ入れしてさ。随分とエグい表現物、それは漫画だったりゲームだったり映画だったり、が発見されると

「そういった表現は規制されるべきだ。」

って言い出す輩が居たりしてね。物議を醸す。おいらが高校生の時に起った連続幼女殺害事件。宮崎勤事件だよ。これは当時の日本国においては衝撃的な事件だった。そしてその部屋の中から「ヤバい」表現物が見つかってね。

「そういった表現は規制されるべきだ。」

って言い出す輩が居たりする。

さて(2度目)。
そういった意見に対する個人的な考えなんだが。

1.
そういった刺激を受けたところで犯罪やらかすのとやらかさないのは個人の問題であって、表現を規制したところで問題の解決にはならんのだよ。

というのがおいらのベーシックな意見。但し。対立する別の意見もおいらの中にある。

2.
他者の表現から学習することによって自分で表現をしていく。

という側面もあるのだと思うよ。
刺激を与えられない環境下で成育した人間は、どのような表現をするのだろう?
という疑問。

昔、ここに
「男は生れついて男っぽく、女は生れついて女っぽい。」
という研究結果があることに言及したことがあったが。
猫は教えなくても便所で用たすしな。
その一方で、飼育環境下で育ったパンダに性教育をするって話もあるよね。
中華人民共和国では性教育がタブーだから日本製のアダルト・ビデオを観てセックスの仕方を覚えるとか。本当かどうかは知らないけどさ。

どこまでが先天的で、どこまでが後天的か。分からん。

人は他者の表現から学習する。そういうもんだと思う。おいらは、言葉というものがとても大切だと思うんですよ。他人の言葉が累積して、その選択で人格ってモノは作られると思うのね。
だからね、おいら「言霊」ってのは実在すると思うのだよ。
他者の言葉の累積で、その選択で自分の人格という物は作られる。どの言葉が残るのか。それが個性というモノではないかね?

とかピンク・ジンで酔っぱらって書いてんだが。


いやね、最近さ。頭の中で

「帰る場所が無い。」

って言葉が頭ン中グルグルしてんの。おいら帰る場所が無いんだよ。
んで、その

「帰る場所が無い。」

って言葉がさ。自分のオリジナルなのか、誰かの言葉が染み付いてんのか。
自分の中でその言葉を反復することで勝手に「帰る場所が無い。」と思い込んでんのか本当に「帰る場所が無い。」のか。

それを知りたい。

今日も帰る場所が無くって、途方に暮れて酔っぱらう。
ノー・ディレクション・ホーム。
途方に暮れる。帰る場所が、無い。
 

2012年6月22日金曜日

でゔぃるず・れいでぃお。

いつの間にか、「一発屋」というカテゴリーのタレントさんの枠が作られている。

一発屋。調べたら語源は野球用語なんだってね。ホームランか三振か♪みたいなタイプを呼んだらしい。その後、一回だけヒットを飛ばすタレントさんという意味合いが濃くなって来る。我らが TOM★CAT とか。アラジンとか。あみんとか。これ歌手部門。
お笑いも猿岩石とかダンディ坂野とかねずっちとか。

んで、お笑いの方々、「一発屋」を売りにして再生するという道が近年開けて来ているね。
なにせ有吉弘行の再ブレイクっぷりにはビツクリだねぇ。その恩恵かね。
有吉弘行。

・売れなくて暇だからユーラシア大陸ヒッチハイク横断に駆り出される。
・本人達の知らんところで大ブームを引き起こす。
・帰国後大人気で引っ張りだこに。
・藤井フミヤの書き下ろした曲を歌って大ヒット。
・しかし芸が無くて仕事減って迷走。
・ってかまったく仕事無くなる。田舎帰ってローカルタレント。
・ウッチャンとかナンチャンに細々と使ってもらう。
・「一発屋」にならないための反面教師としての仕事が増える。
・その流れで「視聴者に固定イメージを持たれるな」で
               「おしゃべりクソ野郎」発言。
・それが大受けして「あだ名付け芸人」で大ブレイク。
・毒舌タレントとして最もテレビに出てるタレントになる。

この間だいたい10年だね。 人に歴史があるもんだねぇ。
でも今回は有吉について語るでも無いのだよ。

こういう「一発屋」パターンを覚えると、視聴者ももう「あ。これ一発屋だね。」と分かるようになるんだよな。そしてタレント側もそれに抗すること無くその運命を受入れるとかね。
ブレイクした瞬間に分かるよね、「この人一発屋」って。

するとだな。ブレイクした瞬間から、視聴者はモテハヤスのだが、それは近未来の没落を予見しながらモテハヤスのだね。下から扇いで空高く持ち上げて持ち上げて、風を送るのに疲れたら、その墜ちるのを眺めて悦に入る。
「ああ、墜ちましたねぇ。」
よく出来たマッチ・ポンプですな。

もうこういうケースがモデルとして確立されているのだろうよ。

さて、今売れてるスギちゃん、ね。みんな「墜ちる」のが分かっていて下から扇いでいるのだよね。「頑張れ、頑張れ」と言っているね。
これはもう、日本の様式美ではなかろうか。
花の命は短いぜよ。命短し、恋せよ乙女。


元AKB48指原のHKT48移籍も結構凄い話だな。
ってか10代の性欲を甘く見過ぎだ。ハイ・ティーンなんてセクロスのことしか考えてないんだからさ。止められないぜ!無駄だぜ!突っ走ればいいのさ!


まぁボクにはなんの関係も無いのだが。芸能ゴシップを書き連ねて終る。
 

2012年6月14日木曜日

帰る場所が無い。

朝起きて、ぼけっとパソコンを眺める。

昨晩は飲み過ぎた。会社の飲み会で、目の前に可愛い子が座ったので延々と下ネタを言い続けていた。嫌われたかな。どうも最近、自分が「高田純次のように意味の無いことを喋り続ける」という話術を身に付けつつあるような気がする。
まぁ高田純次と比べたらレベル低いんだろうけどさ、当然。
オッサン化だろうか。まぁいいか。歳はとっていくものだしな。恥も外聞も無くなるよ。
飲み過ぎた。酔っぱらいだ。ダメ人間だな。朝起きて、ぼけっとパソコンを眺める。

狭い部屋の中で、若干鈍く痛む頭をかきむしりながら、ふと

「帰りたい。」

と思った。

「帰りたい。」
どこへ? 自分の部屋の中で、ゆっくり考える。僕はどこへ帰りたいと思っているのだろうね。

実家? いや実家に居ても、ふとそう思うことがありそうな気がするんだよな。確信は無い。20年前に出た実家はリフォームされて僕が居た頃の面影は無いんだけど。
帰る場所が無いんだよ♪とか歌ってみようかしらね。ユダヤ人か。No Direction Home と歌うのはボブ・ディラン。あれは転がる石みたいに落ちぶれた女に「どうだい帰る家が分からないってのは?」って投げかける歌だね。そうか、僕は帰る場所 も分からない、「転がる石」みたいなものなのかもね。

とかね。

帰りたいんだよ。でもそれがなんなのか分からない。場所。郷愁。時代。人。どこ?どこに帰りたいのかねえ。どうしたらいいんだろう。
 

2012年6月11日月曜日

たまには黒冗句。


自殺したい連中のために公営ガス室を開設すれば、それは犯罪抑止につながるのだろうか。


ニートとかヒキコモリとか、全員自衛隊で引き取ればいいと思うのだが。
んで、尖閣諸島に防人として派遣するの。

冗談抜きで自衛隊経験すれば就職に有利だったりして。


広島にも長崎にも、今人は暮らしている。日常生活だ。あたりまえの今日と明日だ。
 

2012年6月9日土曜日

せんちめんたる。

犯罪加害者に思い入れをしちゃいけない。それは前提なんだが。


菊地直子が逮捕されたんだってね。
彼女、おいらと同い年でね。おいらが大学卒業する年にサリン事件が起こったから、その後おいらが紆余曲折いろいろと労働していた年月、逃亡生活だったんだね。

事件の日はオンナの家で目覚めてさ。ふたりでテレビ観ながら、
「東京潰す気だよ、やつら。」
とか言ってた気がする。あれ?オウムの時だっけ?阪神大震災の日はオンナの家で目覚めた気がすんだけど。記憶が少し混濁している。
その数ヶ月後に就職した会社が日比谷線沿いでさ。事件の日は大変だった、なんて話してたよな。それから17年。

おいらはすっかり訳の分からない肉の塊に成り下がり、肉の保存と精神の腐敗のためにアルコールを注ぎ、現実を直視しないで日々を過ごしている。

菊地直子は、求婚されたんだってね。
そしたら出来ないと。

「わたしは菊地直子です。」

だそうだ。それでも男は一緒にいたんだねえ。ストックホルム・シンドロームだっけ?多分それとは違うんだけど、なんだかロマンチックな気分になったんだろうよ。愛するオンナが持っている秘密を共有して、護らなければいけない。
籍は入れられない。
子供も作れない。
それでも、オンナの秘密を共有して、漏らさない。

もう、他になにも要らないだろうよ。それだけで生きてる理由になるじゃない。
生きてる理由があるってのは、いいことだね。

結局、なんだか肯定的な気分になるのさ。
多分、菊地直子は大した罪にも問われず、数年後に出て来るんだろうよ。
そしたら結婚するのかな。
いいんじゃないの、それで。

そしたら、次の生きる理由を見つけないとね。
 

2012年5月27日日曜日

白。


前回、「フェティシズム。」というタイトルでここに書いたのだが、「枕」が長くなり過ぎて本題に行く前に終わる。という素敵なことになった。
なんで枕が長くなったかというと、本題自体が単なるおいらの性癖の暴露でしかないので、そのえぐみを和らげるため枕を書いてたらそっちが長くなっちまったってこと。

つまりその本題のみを書くと、それは単においらの性癖の暴露がつらつらと書かれるだけになるということだ。

という訳で、今回は性癖がつらつらと書かれているだけの完全エロネタだな。



AKB48の新曲「真夏のSounds good !」のPVが、おいらのエロ・ツボにはまってんだよ。
http://www.youtube.com/watch?v=zzwd--rzQ0g&feature=related

AKBねぇ。おいらも彼女らには注目しているよ。
基本的においらは「現象」というのを見て、なにがどうなってこういうエナジーを産み出しているんだろう、とか。この人等のファンというのは何に魅 力を感じているんだろうよ、とか。ここまでのポジションになってしまった人達のその後の人生を想像する、とか(映画のエンド・ロールの後を想像する、みた いなもんだ)。そういうものの見方なんだけどね。

だから連中に「オンナ」は感じていないのよ。
んで、それも冷静に考えると面白くてさ。どんなに「一個人」として魅力的だったとしても、おいら多分「AKB48」って空気に触れた人間だと思うとその娘に魅力は感じないだろうな。
「肩書き」で人を判断するタイプなのかね? それとも空気感? どう考えても元「おニャン子クラブ」の人は苦手だろうしなぁ。
そうやってくと、おいらストライク・ゾーン、激狭なんだな。
「この人の肉は不味そうだ。」
とかでダメな女の人とかもいるしな。人の肉喰わねーし。



んで。AKBさんのPV(今回の新曲以外のもの)観てるとさ。結構、エロなんだよな。肌の露出は多いし、下着とかレズビアン的なものも多いし。着替えシーンもあったりね。
青少年がこんなの観ていいの?とか思ったり。「今のキミはピカピカに光って」くらい刺激が強くないかい?

なんだが、そんな一般的エロ要素満載でもおいらそれらの今回新曲以外のものには性的に刺激されないのですよ。連中オンナとしては見てないし。
ところがだ。今回の映像には、そんなネガティヴ要素を払拭するツボ要素があってだな。

 白。

なんだよ。
おいら白い服に興奮するの。AKBが水着でうじゃうじゃいる映像なんて、以前からあるんだが、それらはどうでもいい。「全員白い水着」という部分に反応してんだな。

(今回の映像は違うが)白で、しかも素材が綿。70歩譲って麻。フリルとかレースはダメ。形はシンプル。柄はダメね。タイトなのが基本だけど、白 のばさっとした感じのワンピースはあり。色が濁るなら、生成り系ね。青系はダメ。だからナース服は諸々不適合でダメ。模様やポイントが極力少ない体操着。 これはあり。

これがツボなんだよな。フェティシズムだな。白衣類フェチなんだ。

こんなおっさんの性癖なんて暴露して楽しいかね。または読んで楽しいかね。
楽しか無いよね。



しかしこんな半裸の女の子達が大勢部屋にいたら「女臭い」んじゃないか?

以前、女性のアダルト・ライターが、AV女優100人!とかいう企画モノの取材に行ったらしいんだよ。そしたら楽屋で気分が悪くなったんだって。

「世の中によく言う『男臭い』ってもの。あれと同じで『女臭い』ってものもあって、
女が100人も部屋の中にいると強烈な臭気でやられてしまった。」
というようなことを言っていてね。

おいら、「男の臭い」が大嫌いなんだよ。それでは「女の臭い」はどうなんだろう?とか白い水着の数十人の女の子達を見ながら考えてしまった。
エロは、視覚聴覚臭覚触覚味覚。五感で感じるものだ。


はい、完全エロネタにて終わる。
 

2012年5月26日土曜日

フェティシズム。


新しい会社に入って1年半も経ってないのな。

昨年入社2ヶ月くらいで社内研修の講師を拝命して、何回か社員に演習をさせてボロクソに批評するという鬼畜なことをやって嫌われている。
全部おいらが課題作って若いのにやらせてんの。

この会社、社内プロジェクトなんて「みんな尻つぼみ」で無くなるらしいんだが、おいらの研修はそこそこ評判が良いようで、尚かつ続いている。
ボロクソに言われた連中は結構根に思ってんだろうけどね。

演習させといて「正解」は用意してないんで、そこがなんとかならんか、とか言われたので前回「正解」ではなくてややさんがどういう思考経路を辿ってモノを作るのか、という流れをペラッと紙一枚に描いてあげたら、それがまたいいらしいんだな。

考える、ということを意識的に練習しないと、ボケッと過ごしちゃいますよって話。
思考を絵に描けってこと。反芻して正しく世界を導きだすってこと。

「いやぁいろいろ講演聴いたり本読んでもこういう実戦向きのことって書いて無いじゃないですか。」

なんだ、おいらビジネス本書いたら売れるか? 書かないけど。
しかし安い給料で働いてんな。



女の子に病的にモテない。こういってはなんだが、別に仕事はしてるし、賭け事はやらんし、女癖は悪くないし、見た目も世間一般レベルではないかと思うんだけどね。
きっとこれは「モテない病」という病に冒されてるんだよ。それ以外に考えられん。


前の会社を辞める一月半くらい前に、部下の女の子に辞めると伝えた。管理職レベル未満では、最初に彼女に伝えたんだな。泣かれたよ。
その娘はおいらが入社面接やって、「是非彼女を部下につけてくれ」と言って入れた娘でさ。

誤解の無いように言うが、おいらは仕事にオトコオンナ持ち込まんようにしているのだね。マッタク彼女を「オンナ」としては見ていなかった。
ルックスの好みも性格も将来のヴィジョンみたいなものも一致するところは無い人でね。

ところがだよ。

辞めることになった途端、その部下の女の子と突然「ヤリたく」なったのよ。強烈に。かなり激しい衝動で。好みじゃ無いんだけどさ。セックスしたくて溜らん気分になったんですよ。
当然ヤッてはないよ。

この強烈な衝動というもの。世間一般ではこれ「恋」とか言うんだろうな。
と思いながら、当時この彼女に対する気持ちを考えた。

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彼女は、実はおいらが仕事を辞める前提で採用して部下に付け、それまでにおいらの持つ仕事のノウハウをすべて伝授しようという強い意志で接して来たのだな。結果あまり成果は上げられなかったが。
結局全部伝える前に仕事での関係が無くなることになって、そのエナジーの行き場が無くなったのだよ。そこで

 ・彼女への仕事ノウハウの注入 ⇒ 彼女への精液の注入

という転化がされたのだ。

尚かつ、会社(世間)から離れることになったが、それでも何かしらの繋がりを保とうという気持ちがこういう「人との繋がり」を求めているのだろう。

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と自分の衝動を言葉に置き換えて説明することで、なんとか治まったよ。

ちゃんと考えて自分が何を思っているのかということを解明すれば、恋愛に溺れるなんてことは無いんだよ。
みんなもっと考えりゃいいんだ。阿呆らしい。

(自分でボケても突っ込まないからね。)



いや本当は今日、AKB48の新曲「真夏のSounds good !」のプロモにやたらと性的に刺激されるってことを書きたかったんだけどさ。枕が長くなり過ぎたね。

フェティシズムについて書こうと思ったんだが、これ以上は読まないでしょ。じゃあ次回。
 

2012年5月19日土曜日

酒とロック。 の酒面。


今年の花見で、持ってく酒が思いつかなかったのでその場でテキーラ・サンライズを作った話を以前ここに書いた。

テキーラ・サンライズってのは、グラスに氷とテキーラを注ぎ、オレンジ・ジュースでアップしてグレナデンっていう(本当はザクロ果汁で作った)赤いシロップを底に沈めたやつ。赤が燃え立って朝焼けみたいな感じになるんだよ。

ローリング・ストーンズの1972年のワールド・ツアーでメキシコに行った奴らが現地のバーで気に入って、そのまま転戦しながら世界中のバーで作らせたらしい。
数年後イーグルスがそのまんまテキーラ・サンライズって曲書いてるしね。
中々ロックと因縁深いカクテルなのだ。


昨晩久々に花見で居合わせた女の子と隣り合って座ってさ。僕の作ったテキーラ・サンライズが
「おいしかった。それに奇麗だった。」
と言ってくれてね。
うーん恥ずかしいな、この程度のもんで。こんなんじゃ逆に罪悪感だよ。

話は更に続く。

以前その子を日本で有数のバーテンダーの方がやってるお店に連れていったことがあってさ。(僕は数回しかその店に行ってないのに)そのままその子、そこに入り浸ってるようなのさ。
んで先日、僕のテキーラ・サンライズが美味かったってんでそのスンゴイバーテンダーさんにテキーラ・サンライズを頼んだんだって。
そしたら
「あんまり美味しく無かったし、奇麗じゃ無かった。」
んだってさ。

ほう。これにはすぐにピンと来たさ。

僕は花見で凝ったことは出来ないから、市販の濃縮還元のオレンジ・ジュースと、市販の着色料バンバン入ったグレナデン持っていって作ってたんだけどさ。

お店じゃその場でオレンジを果汁のみ丁寧に搾って、更にもしかしたらグレナデンもザクロ搾ってシロップ自家製でやってるかも知れない。

するとだね。

オレンジ・ジュースは淡いオレンジ色にしかならず。濁りムラも出る。
味は薄く、舌触りもあっさりしている。
天然のグレナデンなら赤は発色悪く、濁った色にしかならない。
香りだけはいいんだけどね。

濃縮還元の濃い色のオレンジと着色料の真っ赤とのグラデーションは奇麗だし、濃縮還元の濃い甘さはガッツリ舌に残る。

多分これが彼女の印象の由来。

試しにオレンジ買って来て、そのままスクイーザーで丁寧に果汁だけ搾り出してグラスに注いで色合いとか味とか試してみるといいよ。如何に自分の感覚が濃縮還元に慣れたもんだか分かるから。

うーん。

一概に搾りたての果汁が良い印象を残すとは限らんのだな。
これは悩ましい。熟考が必要だ。
 


酒とロック。 のロック面。


仕事で東京の西端に行かねばならなく、しかも営業さんが別件外出で現地合流となったので一人で延々電車に乗る羽目になる。iPod のイヤホンを耳に突っ込んで眠ることにした。
昨日、アビーロードを逆に渡る写真が競売にかけられた、という記事が出たので久々にアビーロードをかける。今日はB面をかけよう。

アビーロードってのは実質的なビートルズのラスト・アルバムで、人間関係が険悪な状態だった中、ポールがプロデューサーのジョージ・マーティンに
「もう一枚、プロデュースしてみるかい?」
「みんな昔みたいに一緒にやるなら、やってもいいよ。」
という経緯で作られたアルバム。
誰も明言はしなかったが、内心皆
「これが最後だな。」
と思っていたらしい。

因にタイトルは、スタッフの吸っていたタバコ銘「エベレスト」になる予定だったのだが、
「じゃあエベレストに行ってジャケット写真撮ろう」
と言ったところ、メンバーの一人がごねて(ジョージじゃないかなぁ?)
「エベレストなんか行きたくない。それならアビーロードってタイトルにしてアビーロードでジャケット写真撮りゃいいんだよ。」
ってな感じで決まったらしいのだ。

ビートルズって、ポール以外のメンバーは楽器が下手だ。しかしだな。それを前提にアビーロード聴くんだけどさ、全部の楽器が
「ここではこのフレイズ以外は考えられない」
ような気がして来るんだよね。

多分楽器ちょっと弾ければ簡単にフレイズはコピー出来るんだろうね。
でもそんなシンプルなフレイズが重なり合うと、これがアビーロード以外のナニモノでも無くなるんだな。
僕はユネヴァギミヨーマニーのエンディングのギター2本とベースの絡みが大好き。
このリード・ギター、誰が弾いてるんだろう?

結局、こういった化学反応みたいなのが「バンド」ってもんだろうね。
スーパー・プレイヤー集めて超人的なテクの演奏ってのもいいけどさ。
「バンド」って、いいじゃない。


ああ、ロックのパートはアビーロードで終わっちゃった。もう一枚、ブロウ・バイ・ブロウについても書こうと思ってたんだけどなー。
さて、アビーロードとブロウ・バイ・ブロウの共通点は?
誰でも分かるか。
 

2012年5月2日水曜日

子供より親が大事。

ゴールデンウィークですねぇ。いえ別になにも無いですがね。

5月1日、火曜日。これ、なにも無いから出勤日。こういうタイミングって電車が空いてるのかな、と思ったが「ガラガラに空いてる」では無くって、ちょっと空いてるだけだった。
僕は「ちょっとだけ空いてる」席に座るのが苦手で、ガラガラに空いてないとあんまり電車で座らない。飲み屋も一緒。ガラガラの飲み屋でボケッとするのが好き。

だからいつものように扉脇で木偶の坊よろしく立っていた。
近くの席では小学生の兄と弟。休みなんだろな。なんだかやたらとはしゃいでいた。他には制服姿の小学生もいたから、学校ごとに休みか否か、違うんだね。
んでその兄弟2人、3人がけの席を占拠していたのだね。

東京の電車の席って、横にずーっと座れる訳じゃ無くって、2人分とか3人分とかの間に鉄柱が入って、例えば2、3、2とかいう感じで間が区切れてんのよ。
これは7人がけのところに「ゆったり5人」とかでかけさせないような配慮なんだろう。一目で「ここは2人分」「ここは3人分」って感じにして、7人座らせんのさ。

んで小学生兄弟2人、これからどこへ行くのか、3人がけに2人でどっかり座っていたよ。はしゃぎながら。

んまぁ、休日ではしゃぐというのは、気持ち分かる。そりゃ楽しいよ。でもな、キミ達は我々労働者の汗の恩恵に授かって納税しなくても楽しく暮らせる訳だ。今日も働く労働者が、1人でも多く座れるように配慮すべきではなかろうか。
キミ達が2人分に座って楽しくしている分には問題無いのだよ。せめてもう1人、労働者を座らせなさいよ。

と心の中でブツクサ言っていたさ。

兄弟、なにか車内の行き先表でも見に2人で席を立つ。席が空く。するとだな。その向かいで読書しながら立っていた60くらいのネルシャツの休日風紳士がすっとその3人がけの一つに座ったんだ。
やったね。これで3人がけに3人かけられるよ。
これ、おとなしそうな顔しておっさん結構策士だな。寡黙な風でいながら、結構意図的に静かに怒りを表現しているのだろう。
「3人がけには3人腰掛けるものだ。」
そういう強い意思のようなものが感じられました。

兄弟2人、行き先表を眺めて気付かず。
するとさ、電車、次の駅に停車しちゃってさ。んで乗客があるのさ。若いサラリーマンが入って来て、つかつかと残り2つ空いてる1つに腰掛けちゃったのよ、いやナイスプレイ。

3人がけの席は、兄弟が空けている間に2席を座られちゃいましたとさ。

兄弟、それに気付いたものの時既に遅く、都心に行くに従って混んで来た電車でぐにゃぐにゃとバツ悪そうに座れなくなっちゃったと呟いてたわ。

子供より親が大事、と思いたい。by 太宰治。 労働者が大事。
 

2012年4月25日水曜日

世界中が自分。

石原慎太郎氏とか、橋下徹氏、嫌いなんですよ。まぁ彼等、「右翼」だろうと思うし、僕も「右翼」なので考えが一致するところも多いのだけれど。
でもああいうもの言いでは同類と思われたくないな。

石原氏は問題発言が多いのだけれど、その都度「そういう意図でこの言葉を使っていない」ようなこと言うけどさ。元小説家が言葉に鈍感な訳無い。意図的に使って、トボケてんだよ。ズルいおっさんだよな。
橋下氏はなんだっけ?「中国人買春はODAみたいなもん」だっけ?んでサンジャポ自主降板。
言葉、選びなさいよ。

とはいえ、彼等が「政治」やってくれるのはそこそこいいことだと思っている。
自分が政治家だったらろくなことにはならんだろうな。と知っているから。
なんだかんだ文句言いつつも、自分以外の人が色々やってくれるお陰で暮らせんのよね。

たまに想像するのですよ。この世が1000人で構成されているとしよう。
その1000人がね、全員自分なの。

さて、そのメリット。

・争いごとは少ない。
・感情的衝動的に悪事は働かんな。
・意外とコツコツとモノゴトをこなす。
・議論はして最終的にいい感じの落とし所を見つける。
・結構約束は守る人達で、嘘もつかない。

んじゃデメリット。

・医者はいない。
・科学者はいない。
・機械産業は育たんだろうな。
・困難が起きると取り敢えずサンドバッグ状態。
・無気力。
・リーダーはいないだろうね。
・腹の中では人の悪口ばかり言っている。
・運動と音楽と美術は出来ないよ。

なんだかんだで社会的に「発展性」はないだろうな。安定停滞な世の中になりそうだ。
という訳で、他の自分と違うタイプの人達に色々やってもらってぼちぼち暮らすさ。

ん?1000人全部自分だと、女の子いないじゃん。
ああ、こりゃ無気力で皆廃人になるわ。
 

2012年4月15日日曜日

ぼちぼちです。

うちの猫ですが、溶血性貧血というのになるんですね。
赤血球が溶けちまうの。当然、そのままだと死にますよ。症状としては全身の力が抜けたり、今回は酸欠状態にまで行ってですね。力が抜けるので体中の穴から身体の内容物が出て来るのさ。糞尿嘔吐。
そんなので10日ほど過ごしてきました。毎日、帰宅時と起床時に部屋の中に「死体」を探すんですね。運良く生きてましたが。

前回同じ病気で死ぬ寸前までいったんですが、ステロイド注射で生き返りました。効果劇的。
前回の記憶があるから楽観視していたんですがね。またステロイドで治るだろうと。しかし今回は2週間で3本もステロイド打って、効果無し。ステロイド錠剤もずっと飲ませてたしね。

この病気で2つ病院行きましたが、治療法の提案は同じ。

 ・輸血
 ・ステロイド
 ・抗ガン剤

輸血は、選択外。血が溶けるのに輸血しても一時しのぎでしかない。打ち続けるのも不可能。
ステロイド。今回、効かなかった。
もう抗ガン剤しか残ってないのね。副作用もキツいらしい。入院も必要だとのこと。
「入院は避けたいんですよ。うちの子の性格からして。」
身体よりも先に精神が壊れちまうね。

でも後日覚悟を決めて入院抗ガン剤を取り入れようと思ったら、
「自宅で経口投与でいいです。」
とのこと。コストも錠剤と注射で全然違うらしい。薬もらう。

「ステロイドの効かなくなった子は、経験的には抗ガン剤の効きも悪いです。」

という訳ですが土曜日曜と2回抗ガン剤、口に突っ込んだら、なんだかぼちぼちです。
とりあえず帰宅して「死体探し」の恐怖はお預けです。
 

2012年4月9日月曜日

ねこ。

猫に黄疸が出てるってさ。

毎晩帰宅して、玄関の扉開けるのが恐いんだよ。

今日は床にうんこが転がっていて、嘔吐の後も在った。

医者は、もう手の施し用が無いらしい。

もうね、泣くね。

そんな僕をね、

猫は、迷惑そうにしているよ。
 
 

2012年4月2日月曜日

四月バカ?

■四月バカ。

四月バカって英語でなんていうんだろう? と思ったらエイプリル・フールだった。


■花見。

四月一日、花見。

いつものビア・バーの主催で花見。今年は店長の異動があるので早々に日程だけ決まっていた。毎度40人くらい集る。まぁいいことだ。
ここんとこの東京の寒さを考えると、花なんてあんのかな。と心配していたが開花はしていたよ。寒さも恐れる程では無かった。良かった。

酒と食いもんは持ち寄りなのだが、酒場の連中だけあって舌が肥えてるので恐いのよ。なんだか毎年料理を作って持っていっているのだが、そしたら「手料理派」扱いになってしまって、なんか作らん訳にはいかなくなっちまった。
今年は馬鈴薯を煮て持って行った。タッパー2つ分作って、たいらげられたので良しとしよう。なんだかローズマリー使うと手料理感出るよな。と思う。逆に言えば、ローズマリー入れればなんでも誤摩化せる感じがするんだがな。

酒。これが困った。ワインは受けはいいんだが、ワイン知らないのよね。好きなんだけど、「知らない」。下手なの買ってく訳にもいかんしな。
酒屋にて店長に餞にラムをひと瓶買って、さて花見用に何買うか。こういう時はドライ・シェリーをよく買ってくんだが、それもバカの一つ覚えみたいだよな。ヴェルモット買おうかと思ったが、ヴェルモット意外とすすまないよね?

と迷って困っていたら、安売りコーナーにテキーラが。「ラベル擦れ」で安くなってるよ。という訳でなにも考えずにテキーラ買っちまった。

酒飲みが集うんだけどさ。でも昼からスピリッツは飲まんだろう。
「そんな誰も飲まないの買ってどうすんだよ?」
といわれるのもよろしくないよな。と言いつつも買っちまったしな。
とか考えていたら、んじゃテキーラ・サンライズ作りゃいいじゃん?と思いつく。
道具と材料持ち込んだ。花見でテキーラ・サンライズ。
なかなかいい感じだよ、プラカップで昼から外でテキーラ・サンライズ。
受けたかどうかまでは分からん。自己満足。

しかしな。多分8時間くらい飲み続けたんだが、もうそういうの身体にこたえるよな。歳だ。疲れた。
最近見つけた言葉に

「人は酒を飲んで愚かになるのではない。飲んでその愚かな本性を見せるだけだ。」

というのがあってさ。なかなか真実だと思う。酒飲んでスケベになる奴はスケベが本性だし、泣く奴は悲しい奴なんだろう。陽気な奴は本性陽気なのよ。

おいら? 酔うとねイヤな奴になる。

2012年3月29日木曜日

ハウリング。


猫がいまいち。明朝医者に連れていこう。5年一緒にいるが、2回酷い目に遭っているので、早いうちに診せた方がいいだろう。


高田馬場にポートを出すバーを見つけたので、たまに顔出そうと思う。ポートはいいよね。飲む宝石だ。


前の職場で採用面接官をやって、僕が入れたげた女の子が実は僕の発言にパニクって「これが圧迫面接か?」と思ったんだってよ。そんな意図なんて欠片も無かったのに。と今の会社の女の子に言ったら「いや、ややさん恐いですもん。」と言われたんだが。恐いのか。なんだそれ。


iPodを「据え置き型音楽再生機」につないだら今んとこ5000曲くらい入ってるのでシャッフルしとくと結構ラジオ代わりにいいや。
最初音が異様に悪く感じたんだが、正直なんだか分からなくなって来た。うちの再生環境って別に良いことも無いしな。
さて。僕がガキの頃は「据え置き型音楽再生機」は「ステレオ」って呼んでたんだが、今はなんて呼べば通じるんだろう?


昨晩いつもいくビア・バーで隣席の女性(さほど今まで話たこと無い)に仕事についての本音を、バーの女給さんに人間関係の本音を喋ってしまった。
ご存知のように「本当のこと」は言わない質なので、ちょっと自分でもびつくりしたよ。
こうやって「言葉」にすることで思考というのは自分の中で体系化出来るし、再現出来る。しかしな。
なんだか自分の言葉に自身が操られているような気もするな。自身が発した言葉が自分に返って来て、増幅されてまた発せられる。それがループ化して高音化してキーンっていうのをハウリングっていうね。

僕はハウリングしているのか。カッコいいな。ジミヘンみたいだ。 
 

2012年3月26日月曜日

アラレちゃんのメガネ。

久し振りに渋谷に出る。なんとなく街の空気を吸いたくなった。それだけの理由。
「センター街」は「バスケットボールストリート」と名称を変えようと躍起になっているようだが、浸透しないよね、きっと。意味分かんないもん。

お天気の日曜午後のセンター街なんて混んでいるものだ、とは知っているのだけれど、それにしてもいつもに増して混んでいる。よく見ると「こどもたち」の比率が高い。
なんだよ、竹下通りにだけ行ってろよ。
ものの数分で気分が悪くなった。人の渦で「あた」っちまったようだ。あまりにも多種多様の人々がいて、それぞれの思念のようなものがよどんで頭上 に渦を作っている。ゆっくりゆっくりではあるが、自分も渦に巻き込まれているのが分かる。二本の足で地面に立ち、踏ん張り続けるのは大変だよ。

「大人は分かってくれない」という言葉はあるが、実際問題ここにいるハイ・ティーンの子供達と僕が「分かり合える」かと言えば、なかなか難しいだろうな。
僕がハイ・ティーンだった頃と、世界は随分と変わり過ぎている。まわりの環境はそれなりに人格や嗜好、思考に影響するのだろうよ。

君たちの生きている環境と僕が過ごした環境は、全く別物だ。
空虚な1980年代、時代はプラスチックのガムを噛みながら「オイシイね!」と言わねばならないような風潮だった。家には金は無かったが、世間は金回りがよかった。
光ゲンジがローラースケートでニコニコ笑っていたよ。アイドルが「不良性」をうたわなくなって来た初期かねぇ。今のジャニーズは妙に「優等生」だもんね。
日本の金持ちが世界の高級品を買い漁っていた。下品だな。そう思った。金があるのが下品なのではない。買い物の仕方が下品なんだよ。道具の使い方を知らずに手に入れても仕方無い。結局持て余すだけだ。

今の若い子の間ではアラレちゃんのような伊達眼鏡が流行っているようだね。大勢していたよ。チープな物欲だね。微笑ましいね。
欲しいものを沢山箇条書きにして書き出すといいよ。そしてひとつずつ手に入れるんだ。どうしても手に入らないものは消していくのね。そうして手に入れたものと、諦めたものを線で塗りつぶして、ある日「欲しいもの」リストにものが無くなる日が来るから。
そうしたら、ちょっと明日の過ごし方について語り合ってみようか。

さて、隣の駅にバーを見つけたのでたまには通ってみようかと思っている。
 

2012年3月24日土曜日

結婚。


本当は前回書いたのと続けて一本の予定だったんだが。長くなるのもなんだしな。
と思って分割。読み手に優しい心遣い。
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ふと地下鉄に揺られながら、「結婚したいな。」と思った。

40歳も過ぎてこの美貌アーンド財力、精神の高潔さ具合からすると当然の如く優しくて芯のある美しい妻がいるもんだと誤解されがちなのだがね。
(なんか間違ってる?)
知り合って間の無い人においらの女性関係を説明するのがとても面倒臭い。
「結婚は?」
「彼女は何人いるの?」
「お宅にいる猫って女でしょ?」
「おまえ、実はホモ?」
という会話を10年以上も繰り広げている。時間の無駄。

基本的に男と女が寄り添って生きるのが当然のような「社会的誤解」から改善しないとならんな。
ふと思ったのだよ。「結婚」という概念はどこから派生し、どう伝播したのか。ということについて。

雌雄別がある生物では、雄と雌が交合することで両方の遺伝子を持った、より強い可能性のある子孫を残す。その仕組みは、分かる。
だから勝手に男と女がセックスして子供作ってくれる分には構わないんだけどさ。
そこに、どうして人類共通の概念として「結婚」というものが生まれたのか。

「結婚」って、概念だからね。
男と女が同衾して、契約外の異性があまり入り込まないようにして、共同で子供を育てる、というのを法律=ルールで定めたものだろう。
なんでこういうものが世界同時発生的に?もしくは伝播?して地球上に席巻したのか。

今思ったんだけどさ。
人間って、他の生物と比べ比較的子供が未熟な状態で産まれる訳よ。そしてそれが自立するまでにかかる時間って異様に長いのね。
そうすると、子供を育てる機能を持った性、つまり女にとっては結構な負荷な訳だ。
しかも子供一人にそんな時間かけてたら一生の間に残せる子孫数は少な過ぎる。
であるならば、

 ・極力子育ての負荷を協力体制で分散したい。
 ・特定のパートナーにそれを負わせれば、複数子作ることも可能。

という女事情で作られたのではないかね?どうだろね。だから男の浮気、自分を蔑ろにして他者に注力、場合によっては出て行くという行為に不寛容なのかもな。
そうすると、この少子化時代、結婚の必然性は薄れる。

未だユダヤ教では「結婚して男は初めて一人前」なのだそうだが、それならおいら不惑過ぎても少年か。オゥボーイ。


結局さ。もう日本の社会では「結婚」という制度を維持するには相当な意味付けが必要な環境になっているのだと思うよ。であるならば、その意味とはなにか。
で、また個人的な意味合いなんだがさ、おいら「他人に受入れられる」ことで自尊心を満たしたいのだと思うよ。あくまでも個人的な見解ね。

猫と5年暮らしているのだが、猫を我家に入れた理由は
「自分は他者と関わることができるのか? その実験。」
だからね。
そしたらうちの猫、気持ち悪いくらいおいらのことが好きなのだよ。おかしくないか?人間は誰もおいらのことを受入れないのにうちの猫だけはべったりなんだよな。これじゃ実験にならんだろうが。

とか考えていたら、「結婚したいな。」と思った。
自分がどこまで他人に受入れられる存在なのか、試してみたいのね。
 

2012年3月23日金曜日

孤独。

知人の20代後半の女の子が同年代の彼氏と別れたと言う。なかなかお似合いのカップルだと思っていたので、
「なんで別れるのさ?」
と尋ねたところ、
「ここだけの話ですけどね、」
「彼の性欲が強過ぎるんですよ。」

ふーん。
「そんなの今のうちだけだよ。歳とりゃ性欲なんて落ちるんだからさ。」
と言ったが、もう戻るこた無いらしい。確かに彼氏、強そうだけど。

随分長いこと自分のことを「絶倫」だと思っていた。滅茶苦茶性欲が強い男だと思っていたよ。衰えるなんて想像出来なかったね。所謂、「80過ぎで子供が出来たおじいちゃん」みたいなタイプだと思っていたのよ。
しかし29の時に「最中に役に立たなくなって」自分がそうでは無いこと、そして歳によって確実に「おとこ」は衰えるものだ、ということを自覚した。

男の性欲というものは、「排泄」と似ている。結局のところ、精子が作られ供給過多になるからとっとと外に出さにゃならん。だから「出す」のだね。子作りを前提としないセックスやマスターベーションと「排泄」というのはかなり近い事象だろう。

しかし供給過多な精子製造能力も歳と共に衰える。そんなに必然として「セックス」しなくてもよくなるのだろうな。
肉体の欲求が低くなれば、性欲というのは「頭で感じる」比率が相対的に高くなってくるのだろうね。セックスに「意味付け」が必要になって来る訳だな。つまりは「強靭な肉体」もしくは「知的な意味付け」どちらかが中高年の男のセックス・アピールになるのだ、ろうか。

以前、ここに(自分にとっての)セックスの意味というのは

「孤独で無いことの確認。」

だと書いたらいろいろと賛否頂きました。まぁ人によっていろいろな解釈があるだろうよ。
まぁ相変らず僕は「孤独で無いことの確認」でいいと思うけどね。


という訳で、結構孤独だな。
 

2012年3月21日水曜日

日記を書く。

9時過ぎに起きる。いつも休日も早起きなんだが、今日は遅め。
目玉焼き作る。今晩は親子丼作ろうとしたことを思い出した。玉子、喰っちゃったじゃん。


玉葱とベーコンのペースト作る。
ベーコン・ブロックをザクザク切って10分炒め、玉葱2個とニンニク2片くらいを切ってあわせ、60分炒める。いつもより時間がかかった。緩めの出来。
タッパーに詰めて冷蔵庫に。アマトリチャーナやカルボナーラ、芋と煮ても良い。


その間、ギムレット1、タンカレイとリレのマティーニ1、ヴェスパー・マティーニ(ハーフ)1を作って飲む。
ギムレット。タンカレイ45、ライム15、シュガー。シュガーの使い方で酸味と甘味のバランスをとる。
タンカレイとリレのマティーニ。「甘く爽やかな香り」をイメージしたが、「甘過ぎる」かも。ヴェスパーもリレを使うが、比率が半量。とするとヴェスパーのレシピは完成されているな。


シャワー浴びて、外出。
最近東京の北東方面にしか行っていない気がするので、久々に渋谷にでも行って散歩するか。金無いし。
と思って、恵比寿の25日で閉店するカフェに吸い込まれる。
実はビール屋さんの系列店。朝の酒を抜こうと思っていたのに、相変らずビール(日本のよりもアルコール強いやつ)を飲む。ろれつがまわんねーや。
店長さんは別の店に。スタッフの女の子に「どうすんの?」と聞いたら残らないって。
「わたしはカフェだと思ってここに入ったんですよ。」
昼からこんな酔っぱらったおっさんのたむろする店だとは思わなかったらしい。ゴメンね。
店に長年飾ってあった(10年とか6年とか)ビールを抜いては味見させてもらった。
さようなら、ガーデンプレイス。

渋谷まで歩こうと思ったが、挫折。相変らず露出の高い格好だったので、寒い。
露出が高いおいらを揶揄してつけられたあだ名が「セクシーさん」。
普通に街中や電車で「で、セクシーは?」とか「あらセクシーさん。」とか声かけられる。誰だよ一体。

恵比寿の天下一品でラーメン。天下一品は、まだ東京に2店しか無かった頃からの付合い。


駅ビルの本屋。本屋は退屈。ってか、今ワクワクするところって無いな。歳とって、感受性が鈍ってんだろ。
電車に乗って帰宅。最寄り駅の近くのパン屋に入る。

パン屋って、欧米でも日本のようなもん売ってんのかな。焼そばパンとかメロンパンとか。ちょっとこれはジョークとしても、「日本のパン屋」ってのが外国にもあるのか知りたい。変?

ってかパン屋に入ることって、人生でも稀。レジの女の子は絶対「この人カッコいい。」と思っていたに違いない。俺って楽天的。世界中の女の子はおいらに惚れているのだ。
前向きだな。歳とらん訳だ。


帰宅。もう酒は飲めん。寝る。起きる。録画していたロンドンハーツを1時間遅れで観る。何故に「1時間遅れで」観るんだろうな。
カンニング竹山氏とは同い年。彼はカッコいいと思うんだが。わからんかな。


シリータのアルバム聴いている。
ジェフ・ベックの代表曲、「哀しみの恋人達」の元曲が入っているアルバム。中古で5000円下らない盤だが、運良く安値で入手したもの。なかなかいい。


明日朝は家から徒歩10分の企業で9時から打合せ。取締役のおっちゃんから直々に発注受けていた件の報告書を提出したので、その件について。ってか世界中飛び回っている人なんで、その人をつかまえるだけで半年も放っとかれた。年度末で慌てて進めたんだよな。
もう年度末か。

4月1日は花見の予定。毎年手料理を持っていくのだが、ネタが尽きた。勝手に期待されているのだが、本当にネタ無いんだよ。

さて寝る。


というのが今日の日記です。
 

2012年3月20日火曜日

大切ごっこ。

今回は予め言っておくが、かなり病んでる系。
不謹慎というか、倫理とか道徳とか上問題がある内容かも知れぬ。
書く方も分かっていて書いてるのです。反論とかそういうのはして頂いて結構ですので、感情で押しつけないでね。こっちも正しいと思ってる訳じゃ無い。極論を言ってるだけ。



なんだか「命は大切。」みたいなことをしたり顔で言われるとしらけるのね。俺、いいこと言った、みたいな。そんな命は大切かね。安直に言ってない?
命の定義も難しいがな。植物と動物の命は別物かなぁ。とかね。動物は喰っちゃダメだけど植物ならいいのか。鰯とお宅の飼い犬の命は同じに扱える か。牛は喰っていいけど、鯨はダメだとか。はやくインドに世界の覇権をとって欲しいよ、ヒンズー教が世界を征する時、牛を喰う野蛮人は蔑まされる。

人間の命は重い。とか言っても、生まれた土地や肌の色で値段は違う。
NYのビルに飛行機突っ込まれて死んだ人の命の値段とアフガンで結婚式のパーティー中に誤って爆撃されてで死んだ新婚夫婦の命の値段が何桁違うか知ってる?
肌の色が濃いだけで人命に値段がついていたのは何年前だと思うよ。

強者の命は大切。この方がしっくりくる。人間は「平等」では無い。
日本で「命は大切。」なんてしたり顔で言ってる奴らがいるのは、日本ってのはある程度強者の国だからなんだと思うよ。最貧の国では、産まれた子供が成人する確率なんて相当に低いだろうからさ。死んだら、また産みゃいいんだよ。
デカい声で言われないだけで、「間引き」ってのは行われていたらしいからね、貧しい頃の日本では。

結局、他者に対して関心を持つ余裕が出来て始めて「命は大切。」とか言われるようになる訳で、そんな「言葉」が蔓延すると、「命は大切。」とかしたり顔で言ってると、俺っていいこと言った。みたいな。正直、気持ち悪い。



ちょっと前に、二十歳過ぎの女の子が、自分の腹から出てきた子供二人をアパートの部屋ん中放り込んで、そのまま数ヶ月帰らず放置して、餓死させたって事件があって。

判決。懲役30年。

これ聞いた瞬間なんだが、「え、そんな重いの?」と思った。
いや、前後考えず、ふと瞬間そう思っちまったんだからしょうがない。

日本で殺人を犯した場合、大体2人殺すと死刑というのが「相場」らしい。
(人の命にも「相場」があるらしいよ。)
そう考えると、2人死んでるから最悪死刑もあったかも知れん。そう考えると懲役30年ならよしとするかね。殺意の有無とか、計画性とか。いろいろ考慮されるんだろうけどね。

この母親、アマチュア界ではそこそこ有名なスポーツ・コーチの娘で、早くに母親がいなくなって云々。早くに結婚し、云々。
子供が出来て、その喜びをブログに綴ったりしていてさ。その文章の愛情の表現。とても愛らしく、いや、子供を愛づる母の思いの微笑ましさというかさ。
(そこからの結末のおぞましさを考えると、人の心って移ろいやすいのね。)

女は離婚し、女手ひとつで二児を育てるためにキャバクラだのファッション・ヘルスだので働いて、もう、嫌になっちゃったんだろうね。親とも上手くいってなかったらしいね。どこにも頼る所は無かったんだろうさ。
こういうこと言うと、「同じ境遇でも頑張って子育てしている人は大勢いる。その人達に失礼だ。」ということも言われるだろうし、それはそれで至極真っ当な言葉だと思う。
結局母親になるには未熟で、且つ環境も整っていなかった。そこまでは同意してもらえるかね。彼女は成熟して、よい母親として更生出来るかね?

懲役30年ね。20いくつかの彼女も、仮に全期間刑に服すと、出所は50過ぎだよ。
50を過ぎて娑婆に戻った彼女は、もう肉体的に「母親」になることは不可能だろう。つまり彼女は「母親」になる機会を奪われた訳だ。ふと思う。
これは亡くなった子供達による、言葉無き静かな報復ではないか。
それならば、この量刑も真っ当なのかね。