2012年8月18日土曜日

ちーばでびーち。

八月に祝日を。とか思う。いわゆる「盆休み」の無い業界を渡っているので、八月に休むと言うことがない。若いうちは
「盆なんてどこも混んでるだけだし。」
と思えたのだが、流石に歳をとると八月がキツい。体力の問題。

とか言っていたんだが、16日、休みました。ビーチボーイズの来日公演のチケットとったら、16時30分開演、とあったので。なんだよ。
(前座が2組出て、結局御大は18時30分くらいだったけどね。洗濯物干して来ればよかった。)

ビーチボーイズ。今回はかなり特別な公演なんだよ。詳しく無い人に簡単に言えば、長年3つに分裂していたグループが久々に1つに集結ってことなんだが。

 ・マイク・ラヴ率いるビーチボーイズ
 ・ブライアン・ウィルソンのソロ
 ・アル・ジャーディンのグループ

という状態。ブライアン云々言い出すときりが無いんだが、これが1つになったってのはちょっとした事件なんだよ。

コンサート自体はね、良いよ。ビーチボーイズ5人に9人のサポート・メンバー入れて、計14人だもんな。まったく歌わないのは数人で、多分最大10声くらいはハモってたと思う。悪い訳が無い。
この辺がビーチボーイズ、昔からでさ。早々にステージを諦めてスタジオに籠ったビートルズと違い、サポート・メンバー入れて、グッド・ヴァイブレイションズみたいな難解な曲もステージで演ってたんだよな。大したもんだ。

日本じゃ圧倒的にブライアンの人気が高いのね、歓声の量が違う。でも個人的にはマイクあってのビーチボーイズだと思うけど。
ブライアンのソロは行ったことがあるのだが、今回も相変らずの廃人っぷりで、キーボードの椅子にどかっと座ったまま、なに考えてるのか分からんかった。数曲リード・ヴォーカルとっても覚束ないしね。
結局、ブライアンは「そこに居ることが大事」な人なんだ。まぁ昔からその「危うさ」が魅力なんだろうな。


しかし千葉マリンスタジアムは遠い。東京から幕張までが遠い。駅からスタジアムまでが遠い。夏空の下、延々と歩く。罰ゲームか。
なんだか夏の宿題みたいなシュールな建物が地面に突き刺さって、逆立ちしていた。
「トキオ!」と前座のアメリカのメンバーが叫ぶと、後ろの席でボソッと「千葉だよ。」と答えていた。そりゃ皆心の中で思うことなんだよ。「ここが東京なわけ無い。」


今週はテレビで The Who の生演奏観て、Beach Boys を生で観られて素敵な週でした。

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