2012年5月19日土曜日

酒とロック。 のロック面。


仕事で東京の西端に行かねばならなく、しかも営業さんが別件外出で現地合流となったので一人で延々電車に乗る羽目になる。iPod のイヤホンを耳に突っ込んで眠ることにした。
昨日、アビーロードを逆に渡る写真が競売にかけられた、という記事が出たので久々にアビーロードをかける。今日はB面をかけよう。

アビーロードってのは実質的なビートルズのラスト・アルバムで、人間関係が険悪な状態だった中、ポールがプロデューサーのジョージ・マーティンに
「もう一枚、プロデュースしてみるかい?」
「みんな昔みたいに一緒にやるなら、やってもいいよ。」
という経緯で作られたアルバム。
誰も明言はしなかったが、内心皆
「これが最後だな。」
と思っていたらしい。

因にタイトルは、スタッフの吸っていたタバコ銘「エベレスト」になる予定だったのだが、
「じゃあエベレストに行ってジャケット写真撮ろう」
と言ったところ、メンバーの一人がごねて(ジョージじゃないかなぁ?)
「エベレストなんか行きたくない。それならアビーロードってタイトルにしてアビーロードでジャケット写真撮りゃいいんだよ。」
ってな感じで決まったらしいのだ。

ビートルズって、ポール以外のメンバーは楽器が下手だ。しかしだな。それを前提にアビーロード聴くんだけどさ、全部の楽器が
「ここではこのフレイズ以外は考えられない」
ような気がして来るんだよね。

多分楽器ちょっと弾ければ簡単にフレイズはコピー出来るんだろうね。
でもそんなシンプルなフレイズが重なり合うと、これがアビーロード以外のナニモノでも無くなるんだな。
僕はユネヴァギミヨーマニーのエンディングのギター2本とベースの絡みが大好き。
このリード・ギター、誰が弾いてるんだろう?

結局、こういった化学反応みたいなのが「バンド」ってもんだろうね。
スーパー・プレイヤー集めて超人的なテクの演奏ってのもいいけどさ。
「バンド」って、いいじゃない。


ああ、ロックのパートはアビーロードで終わっちゃった。もう一枚、ブロウ・バイ・ブロウについても書こうと思ってたんだけどなー。
さて、アビーロードとブロウ・バイ・ブロウの共通点は?
誰でも分かるか。
 

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