あんまりいろいろと考えるのは好きでは無い。元々考えること向きの頭では無いのだな。「腹へったー」「ねむいー」「おっぱい」だけ言ってりゃ済むような国から出稼ぎに出てきただけなのだ、貧しくて。
さて。「嘘をつかずに人を欺く方法」。
例えば簡単な例として、真っすぐ道を進むと広大な森にぶちあたるとしよう。
「この道を真っすぐ行くと、森があります。」
これが比較的正しい表現だとする。ところが
「この道を真っすぐ行くと、木があります。」
こう言うと、全く嘘はついていないのに随分と印象が変わります。なんか誤解を与えますね。
玉子が嫌いなコウジ君のことを聞かれて、彼を好きな女の子に、
「彼は玉子が嫌いなんだよ。」
と言えばいいところを
「彼はゆで玉子が嫌いなんだよ。」
と言うと、彼女はコウジ君とのピクニックのお弁当に玉子焼きを持ってくるかもしれません。デート台無し。でもわたしは嘘ついてないもんね。
もちろんおバカさんが前者の表現を思いつかなくって後者の表現をすることもあるけどさ。意図的に後者の表現をするってのも、あるのだよ。
言葉ってのは使いようだよ。まぁこんなことばかりやってると地獄に堕ちるけどね。
以前 杉田かおる がテレビに出ていてさ。凄く派手なカッコウをした人のことを
「まるで詐欺師みたいじゃない。」
と言った。まわりの人達は、
「詐欺師がこんな派手なカッコウしていたら目立っちゃってしょうがないじゃないですか?」
と言うと、杉田嬢、
「詐欺師ってのは派手な服や派手な宝飾品をするもんなのよ。そうすると人の印象は服や宝飾品ばかりが残るじゃない。顔とかは覚えられないのよ。」
流石にこれはビビったね。巧み過ぎるし、それを知っている杉田嬢も凄いね。
だからさ。派手な奴らは何かを「隠して」いるのだよ、きっと。
うーん。人生経験が乏しくて書くことがなんにも無い。39年も生きていながら、昨日と今日と一昨日の順番を入れ替えても大差無い日々だ。それを文字化しているから、いつも同じことばかり書いているな。
まるで僕らは何も見えない暗闇の中で声だけを頼りに
お互いの指先を探り合っているみたいだった。
という出だしで恋愛小説でも書こうと思ったが、恋愛経験自体がほとんど無いのでそんなもの書けないことに気付いた。
「2001年宇宙の旅」が傑作になったのは、宇宙モノになんてなんの興味の無いキューブリックが撮ったからだ、とは偉い人たち皆言うことだよね。「宇宙モノが好きな奴が撮った宇宙モノ映画なんてみんな下らない」と言われるね、わたしは知りませんが。
「スター・ウォーズ」は、黒澤のチャンバラ映画を撮りたいというルーカスの執念だからな。だから一作以降はただの「スター・ウォーズ」の焼き増しになっていくんだろうな。
さて、たった今ツイッターで誰かが呟いた言葉がわたしを刺激した。
「子供向けのポルノ」だってさ。
・世の中には子供向けと大人向けがある。
・ポルノに子供向けは無い。
・ポルノは大人のものである。
こんなところが言外の前提条件としてあるのかな?じゃあその上で「子供向けポルノ」について考察してみようよ。
これはいいね。この言葉を転がして、またしばらくは遊べそうだ。
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