2010年11月20日土曜日

ラビット。

David Bowie と 中村うさぎ で日々を潰している。

中村うさぎという人はだな。もろに経験主義者で、結構自分をとんでもない状態においてそこから何が見えたか?というのを考察し読者にバカバカしく伝えてくれるので面白いのだよ。

  買い物依存/ホスト狂い/整形狂い/デリヘル嬢体験

などを通して、自分は何が欲しかったのか、そして何を得たのかということを伝えてくれるのだな。それらの体験を通して自分とは何かを確認してるのね。

ただ、もし読むなら一話の尺の短いエッセイ集のようなものを勧めるね。尺が与えられるとクドクドと面倒臭いトーンで書き連ねる癖があって。多分実際に会ったら、面倒臭そうだ。

彼女の遊び場は二丁目で、友人の多くはゲイ。ちなみに旦那はゲイだし、マツコ・デラックスを世に出したのも彼女ね。
で、彼女はノンケの男を前にすると妙に構えてしまうらしい。強烈な男性嫌悪があって、随分と過剰に男というものがヒドいものかというのを語り、それに対する自身の女性性みたいなものを追及しているのだな。

それが過剰にいって、自分の「女」という部分にまだ商品価値はあるのか、と疑問を持ってデリヘル勤めをしてしまうとかね。
友人男性に「客に肉便器のように扱われることになる」と忠告されたものの、実際に体験すると「客は自分を人間として大切に扱ってくれて」「それ以外の男達は自分をとても蔑み性的に侮辱するような態度を取るようになった」とのことだ。

なんだかヤな話だな。

でも結構時代も変わって、彼女の嫌う男性性みたいなのも若い人達の間では薄れて来ているのではないのかな。

おいらゲイでも女装家でも無いのだが、あんまりその手の「男臭さ」みたいなものに関心が薄い。
とか書きながら、実はそういう部分が薄い「フリ」をしているだけなのでは?なんて思考を反芻してみたりもする。基本的に「オンナ大好き」だしな。

あんまり既存のルールでは巧くボールを扱えないから、自分のルールの中でひとりで暮らしているのかも知れん。
そうすると、他所の女の子が入ってくることも無くなる、と。
道理でモテない訳だ。

といつもの結論で終わる。

0 件のコメント:

コメントを投稿